河出文庫<br> イヴの七人の娘たち―遺伝子が語る人類の絆

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電書あり

河出文庫
イヴの七人の娘たち―遺伝子が語る人類の絆

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月18日 10時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784309467078
  • NDC分類 467.3
  • Cコード C0145

出版社内容情報

ミトコンドリアDNAの解読で、国籍や人種を超えた人類の深い結びつきが示される。人類史の謎を解明し、私たちの世界観を覆す!

内容説明

母系でのみ受け継がれるミトコンドリアDNAを解読すると、現代ヨーロッパ人の九十五%は七人の母親へとたどり着く―。遺伝子研究によって、私たちの太古の祖先が世界各地へ広がっていく旅路が再現され、「国」や「人種」の枠組を乗り越える人間どうしの深い結びつきが証明される。ホモ・サピエンスの歴史の謎を解明し、私たちの世界観を覆したベストセラー!

目次

きっかけは五千年前に死んだ「アイスマン」の発見
DNAとはどんなものなのか
血液型から遺伝子へ
スペシャル・メッセンジャー
ロシア皇帝とわたし
太平洋の謎
偉大なる航海
最初のヨーロッパ人
最後のネアンデルタール人
狩人か、それとも農民か
不愉快な出来事チェダー人は語る男性の遺伝子―アダムの登場七人の娘たち第一の娘アースラ第二の娘ジニア第三の娘ヘレナ第四の娘ヴェルダ第五の娘タラ六の娘カトリン第七の娘ジャスミンホモ・サピエンスは世界へ自分とは?

著者等紹介

サイクス,ブライアン[サイクス,ブライアン] [Sykes,Bryan]
オックスフォード大学名誉教授。人類遺伝学の国際的権威。古代人骨からのDNA採取の成功や、ミトコンドリアDNA解析による人類の系図の解明などで知られる

大野晶子[オオノアキコ]
翻訳家。英米文学の翻訳も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

28
アイスマンやロマノフ家、ポリネシアの人類進出ルートなど、研究の設定が一般人の関心を引き込むのに巧み。ミトコンドリアDNAなので、主に女性の血縁をたどっていける。表題の7人の娘は、ヨーロッパに進出した人類のビックマザー達。それぞれに物語まで作られていて本当に研究が楽しいことが伝わってきた。エリカとの研究確執バトルからの日本のビックマザー名前候補からエリカが外れる下りは笑えた。研究者も一人の人間。2021/02/11

mob

8
冗長な調査過程と創作部分を飛ばし気味に、手早く読了。ネアンデルタール人の件は刊行後に覆されつつあるので、見るべきは出アフリカが同時多発的でないことの科学的説明に至る道筋が中心。途中ポリコレ的視野に危うさを感じたが、歴史を軽視せず欧州人の95%や日本人の95%という枠組でルーツを追ったので良し。二千人に一人しか後世まで繋がらないのは、ゲノムより群れの学びと継承が重要な人類の特質ゆえだろう。2021/07/27

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

8
ミトコンドリアDNAは知っていたが、こんなにも興味深い研究であることは知らなかった。人類の発生、進化、世界中にどのように広がって行ったのか。。。 現在の人類の最初の母となるべき存在にたどり着くことを可能とする研究の端緒が、有名なミイラにあったことも初めて知る事実だ。ネアンデルタール人が我々の祖先ではない事、複数の人類種が今までに存在していたこと。興味は尽きない。この手の本では珍しく、日本人についても言及されていることも興味を引く一件である。日本人のルーツについてはまだ知られていないことが多いようだ。2021/03/10

sho

3
ミトコンドリアDNAを用いて母系祖先を辿る分析手法に関する内容で、考え方や学会の論争について平易な表現で記載。ミトコンドリアDNAの突然変異という現象から、これだけ多くの先史時代の事実を導き出せるということに、遺伝学の奥深さを感じた。また、人種という括りがいかに生物学的な起源とは一致しないものなのかがよく分かった。7人の娘たちに関する描写については創作の域を出ないものの、当時の狩猟採集生活や農耕の萌芽を添えることで、自分たちの祖先(遺伝学的に証明された)への共感を持たせるという意図的な演出なのだろう。2020/07/26

jackbdc

2
タイトルにある7人とは遺伝子の関係性から筆者独自の条件付けを行いヨーロッパ人の祖先を7人と数え上げたことに依る。本書の功績は人類すべてが混血である事を明示的に解き明かすことであり、国や人種で争うことの無意味さを浮き彫りにしたこと。印象に残った点2つ、1.ゴールデンハムスター:一匹の母に辿り着くと知り驚いた。2.人類の系図:確かに人類は混血していると実感できるのだが、分岐の順番が気になる。本図ではアフリカ→アジア→欧州と表記されている。白人が一番進化が進んだ民族という誤った解釈が広まる懸念はないだろうか?2021/01/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15187669
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。