出版社内容情報
細川昌彦[ホソカワ マサヒコ]
著・文・その他
内容説明
経済冷戦、勃発!日本も巻き込まれる!TV経済番組で大活躍!通商のプロが緊急提言。
目次
第1章 トランプと向き合う日本
第2章 TPPと日米FTA
第3章 暴走するトランプ流・通商戦略
第4章 米中の激突
第5章 習近平の“紅い資本主義”にどう立ち向かうか
第6章 日本は米中にどう向き合うのか
著者等紹介
細川昌彦[ホソカワマサヒコ]
1955年1月生まれ。中部大学特任教授。’77年、東京大学法学部卒業、通商産業省入省。通商政策局米州課長、貿易管理部長など通商交渉を最前線で担当した。在職中にスタンフォード大学客員研究員、ハーバード・ビジネス・スクールAMP修了。また、中部経済産業局長として「グレーター・ナゴヤ」構想を提唱。日本貿易振興機構ニューヨーク・センター所長も務めた。経済産業省退職後、現在は教鞭をとる傍ら、自治体や企業のアドバイザーを務める。テレビのコメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KIBA
2
BSTBSの経済ニュース番組でコメンテンターとして出演していた筆者の解説に惹かれてこの本を手にした。日中関係、日米関係、米中関係について詳しく書かれている。米ソ関係が悪かった時は封じ込め政策だった。米中関係では関与政策を採ってグローバル化した経済に組み込まれた現在を封じ込め政策に変えるのは難しい。第3の道を模索していくためには日本の役割が問われる。2022/04/25
原玉幸子
2
新書ですが2年弱前の本なので、秋の大統領選を考える何の足しにもなりません。まぁ、中国共産党に更にマイナス1ポイント。米国抜きのTPPは、辞めた安部君(裏で官僚)が頑張った、と覚えておきます。(●2020年・秋)2020/09/18
keiji
1
昨今の米中問題を中心とした貿易問題について体系的に学ぶことが出来る書。特に中国が目論む「中国製造2025」「一帯一路」「標準化」といった思考は恐怖すら感じる。BATやファーウェイが得た情報は全て中国共産党に流れており、人民解放軍で流用されれば安全保障上の大きな問題である。この問題をトランプの単なる「駆け引き通商」と同列にしないこと。やはりWTOがもっと機能しないといけないし、そのためにアメリカの帰ってくる場所を作っておく必要があると言うのは最もだろう。いずれネットの世界は東西真っ二つに分裂する気がする。2019/05/26