出版社内容情報
田中智仁[タナカ トモヒト]
著・文・その他
内容説明
私たちは、街を歩けば、オフィスや商業施設、工事現場など、さまざまな場所で警備員を目にします。また、警備員の姿は見えなくても、個人宅やマンションの入口で、警備会社のステッカーを目にします。それだけではありません。コンビニなどに設置されているATMに現金を補充しているのも、航空機に乗る前の保安検査を行っているのも、警備員です。つまり、私たちは「警備ビジネスの支えなくしては成功しない社会」を生きているといっても過言ではありません。しかし、私たちは警備ビジネスの実態を正しく理解しているでしょうか?本書は「知っているのに詳しくない警備ビジネス」に着目し、その実態と課題を通して現代日本の実相を鮮やかに描き出す一冊です。
目次
第1章 警備業の基礎知識
第2章 守る・誘導する・運ぶ
第3章 高度経済成長期の申し子
第4章 高齢者が支える警備業
第5章 「規模」「給与」「健康」格差
第6章 警備員は絶滅する?
著者等紹介
田中智仁[タナカトモヒト]
1982年東京都生まれ。仙台大学体育学部准教授。博士(社会学)。専門社会調査士。認定心理士。防犯装備士。専門は犯罪社会学・警備保障論。主著『警備業の社会学』(明石書店、2009年)で日本犯罪社会学会奨励賞と日本社会病理学会出版奨励賞を受賞。また、警備業研究のほか、社会病理学の学説史やメディアの性・暴力表現の研究も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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