出版社内容情報
代謝の仕組みは我々が思い描いているような単純なものではない。豊富で絶妙なたとえ話を使った解説によって代謝のイメージを刷新!
内容説明
「脂肪は燃焼する」「体温が高い人や汗をかく人は代謝がいい」「酵素ドリンクは体の中で何かいいことをしてくれる」「摂りすぎた脂肪が皮下脂肪や内臓脂肪になる」「ビタミン様物質やファイトケミカルは体の不調にいい」―こんなこと、信じていませんか。じつは体の代謝(体内でおこる化学反応の総称)の仕組みは、一般にイメージされているものとちょっと違うのです。ではいったい、「本当の代謝」とはどんなものなのか。カギは多種多様な酵素(生命を回す小人たち)が握るらしいが、その真の役割とは?高校生物で挫折した人も、巷に出回る健康食品やダイエット法に振り回されがちな人も、豊富で絶妙なたとえ話を使った解説によって、代謝のイメージが刷新され、体内世界に対する認識ががらりと変わること間違いなし!
目次
第1章 「脂肪は燃焼しない」―代謝、それは物質と命をつなぐ糸
第2章 「数千種類の小人たち」―これが「本当の酵素」だ!
第3章 「小人の職種は6種類」―酵素の種類が代謝を作る
第4章 「母を求めてラビリンス」―不条理アトラクションなエネルギー産生代謝
第5章 「命の母“F”」―水と油の脂質代謝
第6章 「三叉路の誘惑」―変幻自在のアミノ酸代謝
第7章 「すべては異物である」―消化と吸収、そして解毒
第8章 「オートマチックな日々」―ホメオスタシスと代謝調節
著者等紹介
大平万里[オオダイラマサト]
1964年東京都生まれ。埼玉県育ち。生物・化学系ライター。熊本大学理学部生物学科卒業。北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。大学・大学院時代は微生物の低温適応や植物の核タンパク質の研究に携わる。旧通産省工業技術院・北海道工業技術研究所(現・産業技術総合研究所)科学技術特別研究員、秋田県立農業短期大学(現・秋田県立大学)附属生物工学研究所流動研究員、高校教諭などを経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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onasu
デビっちん
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