出版社内容情報
山口創[ヤマグチ ハジメ]
内容説明
今、注目のマインドフルネス。身体心理学者である著者によれば、「気づき」「感じ」「受け入れること」を大切にするマインドフルネスは、子育てにこそ役立つという。本書では、さまざまな研究により明らかになってきた、脳レベルでの変化、身体的・心理的な効果を解説しながら、親自身が、そして子どもも取り組めるマインドフルネスの方法を紹介。また、著者の専門であるタッチングとマインドフルネスを統合させた「マインドフル・タッチング」も提唱する。
目次
第1章 マインドフルネスとは何か(マインドフルネスとは何か;効果のメカニズム ほか)
第2章 マインドフルネス子育て(マインドフルネス子育てとは;マインドフルネス子育ての訓練 ほか)
第3章 子どももできるマインドフルネス(子どもは基本的に「マインドフルな状態」で生きている;考えすぎない=マインドフル、というわけではない ほか)
第4章 マインドフル・タッチング(マインドフルネスとタッチングの統合;アタッチメント(愛着)とは ほか)
著者等紹介
山口創[ヤマグチハジメ]
1967年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。専攻は、健康心理学・身体心理学。現在、桜美林大学リベラルアーツ学群教授。臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかこ
8
マインドフルネス勉強中&実践中。4月からマインドフルネスについて学び始め、半年ほどたった今、とても効果を感じている。やっぱりまだ熟達者ではないので、イライラしてしまうことは多々あるけれど、何が大事かわかってきたところである。そして、このマインドフルネスは、自分自身にとってだけでなく子育て中、子どもとのふれあいの中でとても良いものではないかと思い始めたところで、この本である。マインドフルネスは、子どもに「今ここ」を意識させることで集中力も養えると思う。そして、親も一緒に実践することで効果は倍、いや二乗かも。2019/11/24
sk
5
マインドフルネス入門であると同時に子育てへの応用。少し実践したくなった。2022/03/29
KAN
5
買って一日で読んでしまった。それも熟読した感があって不思議な感じ。先にマインドフルネスの本(最高の休息法)を読んで瞑想を初め、その体験を人に話したらその本を貸す事になって、その帰り道本屋に立ち寄りなんとなく購入したのがこの本だった。マインドフルネスの効果といっていいかどうかは別として、集中して読めた本。実践を続けようと思った。2017/06/25
otty1211
4
子育てをしている上で、つい我を忘れて感情的になってしまうことがある。この本は、そのような日常的によくある場面において、どのように思考回路を変えれば自分の感情をコントロールできるか、マインドフルネスの状態を保てるか、のヒントが書かれている。既に読んだ著者の「子供の『脳』は肌にある」と重複するところは後半少しだけで、ほとんどはマインドフルネスの習得方法について詳しく書かれているので新しく得ることばかりだった。子育て以外の人間関係に活かせる技術だと思うので、今後意識したい。2018/03/11
ゆうろ
3
親と子どもの両方に効くマインドフルネス。2021/05/15