出版社内容情報
山口進[ヤマグチ ススム]
内容説明
小学生に人気のノート「ジポニカ学習帳」の表紙写真を発売から40年以上にわたって撮り続けてきたカメラマンが綴る世界の昆虫探訪記。希少なシーンをオールカラーで味わえる豪華版!他人の子を食らうチョウ、タケノコが主食のカブトムシ、ゾウの糞の中で育つ巨大フンチュウ、“音”でコミュニケーションするアリ…世界中の奇妙で面白い昆虫たちが大集結!
目次
第1章 東南アジア―最も多様性に富む地域(ハナカマキリはランにはいない;スイミングアンツはなぜ泳ぐか ほか)
第2章 オセアニア―固有種の王国(クリスマスにしか現れないコガネムシ;色でコミュニケーションするクワガタ ほか)
第3章 中南米―巨大昆虫を育む森林地帯(ダーウィンのクワガタムシ;タケノコを食べるカブトムシ ほか)
第4章 アフリカ―砂漠に生きる小さき者たち(霧で生きる昆虫;砂漠の小さなランナー ほか)
第5章 日本―意外な昆虫大国(アリに育てられるチョウ;トビモンオオエダシャクの化学擬態 ほか)
著者等紹介
山口進[ヤマグチススム]
1948年、三重県生まれ。コンピューター会社勤務を経て独立。昆虫植物写真家。「共生」をテーマに世界中を巡る。「ジャポニカ学習帳」(ショウワノート)の表紙写真を発売から40年以上にわたって撮影。NHK「ダーウィンが来た!」「ワイルドライフ」などの企画撮影も担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikutan
61
ジャポニカ学習帳の表紙の写真を撮り続けてきた筆者が面白い昆虫の生態を求めて、世界中を旅した記録。擬態して獲物を狙うハナカマキリの生態や授粉を委ねる植物と蜂などの昆虫との不思議な関係。異常に大きく発達した上顎やツノをもつクワガタやカブトムシのオスのメスをめぐるバトル。ウツボカズラに住み着くスイミングアンツや蜜を貯蔵アリの腹部に貯めるミツツボアリなどのアリたちの生き抜くためのスキルなど。特に、食用にするキノコを栽培するハキリアリの分業が進んだ複雑な階層社会は驚きだった。オールカラーの興味深い一冊。2017/05/10
ホークス
49
2017年刊。表紙がジャポニカ学習帳そっくりなのは、著者が学習帳の表紙を撮る写真家だから。大の昆虫好きで、へぇーとなる虫の話、撮影秘話がいっぱい。珍しい生態写真も豊富。ハナカマキリは花じゃなく葉の上でハチを狩る。見た目と誘引物質に獲物はすっかり騙される。食虫植物ウツボカズラの消化液に潜ってボウフラを食べるアリ。ゾウの糞で作った20センチの糞玉に産卵するフンチュウ。様々なやり方でアリに子育てしてもらうシジミ蝶。昆虫の種分化、多様化は限りない。人間が多様化できるのは価値観とか考え方。かなり覚悟はいるけれど。2021/04/23
千穂
36
ジャポニカ学習帳が表紙。昆虫写真家さん。ハナカマキリという虫は花と見間違えそうな美しさ。他にも不思議な虫が満載。拾い読み。2017/07/19
Tomomi Yazaki
18
表紙のハナカマキリの写真を見て昆虫図鑑と思っていたら、昆虫の読み物の新書版でした。書き出しで、ハナカマキリはランの擬態ではないとある。そんな馬鹿な!この本では、今まで常識だと思っていたことが覆されたり、これまでほとんど取り上げられてこなかった珍奇な昆虫を、著者が実際に観察してわかったことを惜しげもなく解説してくれる。知っているようで知らない昆虫の奥深さを、まざまざと見せつけてくれる、昆虫好きにはたまらないワクワク本です。2020/08/01
猫
13
ジャポニカ学習帳の表紙の昆虫写真を撮り続けてきた写真家さんが、世界で観察してきた昆虫について書かれた本。写真を撮るだけでなく、昆虫の活動も専門家じゃないと言いつつもガッツリ観察されている。生存の進化の過程で手に入れてきた体の特徴や行動様式は不思議で面白い。写真はオールフルカラーなので、所々「うわぁ…」てなりながら読んだ。アリの生態がどれも楽しすぎ。2018/04/04
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