光文社新書<br> 修業論

電子版価格
¥748
  • 電子版あり

光文社新書
修業論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 241p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037543
  • NDC分類 789.2
  • Cコード C0230

内容説明

武道家、研究家、生活人として…40年の稽古を通して形作られた、ウチダ哲学の核心。現代を生きるすべての人へ贈る「修業のすすめ」

目次

1 修業論―合気道と私見(修業とはなにか;無敵とはなにか ほか)
2 身体と瞑想(瞑想とはなにか;武道からみた瞑想 ほか)
3 現代における信仰と修業(レヴィナスと合気道;「感知できないもの」の切迫 ほか)
4 武道家としての坂本龍馬(修業―なぜ、司馬遼太郎はそれを描かなかったのか;剣の修業が生んだ「生きる達人」)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸女学院大学文学部総合文化学科教授を2011年に退職。同年、神戸市に武道と哲学のための学塾「凱風館」を開設。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第3回新書大賞、2011年に第3回伊丹十三賞を受賞。神戸女学院大学名誉教授。昭和大学理事。日本ユダヤ学会理事。合気道兵庫県連盟理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こきよ

74
内田樹が修業について論考した一冊。〝敵を無くすには「これは敵だ」と思う「私」をなくす〟や〝弱さと無知に共通の構造〟といった、相変わらずの内田節で面白く読了。2014/09/14

マエダ

64
死語になりつつある「修行」だからこそ読んでみたが、内田樹氏はさすがで面白い。正直修行どうこうというよりも、内田氏の一つの物事を考えてまとめる力みたいなものは参考になる。2018/09/17

あちゃくん

44
内田さんの著作はこれまでも多く拝読してきているし、ブログもチェックしているので、9割方既視感のある内容でしたが、内田さんの思想を反芻し自分の血肉とするためには必要なことなんだよな、これがある意味僕にとっての修業なんだよなといったことを考えながら読みました。この本の中で一番気になった文章は、〈悪を根絶するというタイプの過剰な正義感の持ち主は、人間の弱さや愚かしさに対して必要以上に無慈悲になる。〉(P182)でした。多分参院選の直後だから、必要以上に刺さったのかもしれませんが。2013/07/30

けんとまん1007

40
中に書かれているとおり、本当に「読み応えのある」「スルメのような」1冊。知人にもらって数ヶ月、漸くといったところだ。以前からの視点である身体を使うことが基本にあって、その意味にも触れられている。その上での修業。日々の暮らし・営みを通してこそ、得ることができるもの・境地というのは、絶対にあると思う。目的を持つのは大切だと思うが、結果に拘泥しすぐるのはどうなんだろうと思う。そこを急ぎ過ぎると、自ずから結果は薄っぺらいものになる。そこを、どう考えるか?実は、そこであらかた決まっているのかもしれない。2014/01/05

ずっと俺のターン

32
数値で計測できないことを鍛えるということの難しさ。現代の人にそれを理解させるのは至難の技。実際、そこまでやってみないとわからないことだから、部外者が何をいってもしょうがない。どうなんだろう。皮膚感覚だと、数値化できない違いはあるとおもうけど。中村天風系の合気道をやっていたそう。中村天風だと藤平光一が有名だと思ってたけど、多田宏も有名なんだな。見学にいきたい。坂本龍馬の話は必要ないとおもう。2013/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6965988
  • ご注意事項

最近チェックした商品