光文社新書<br> ルネサンス 歴史と芸術の物語

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光文社新書
ルネサンス 歴史と芸術の物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036911
  • NDC分類 230.51
  • Cコード C0270

内容説明

ルネサンスとは、一五世紀のイタリア・フィレンツェを中心に、古代ギリシャ・ローマ世界の秩序を規範として古典復興を目指した一大ムーブメントを指す。しかし、古代の文化が復興した理由、あるいは中世的世界観から脱する流れに至った理由を明確に答えることはできるだろうか。ルネサンスとは本来、何を意味し、なぜ始まり、なぜ終わったのか―。皇帝と教皇による「二重権力構造」をもち、圧倒的な存在として人々を支配していた中世キリスト教社会は、いかにして変革していったのか。美術との関係だけで語られることの多い「ルネサンスという現象」を社会構造の動きの中で読み解き、西洋史の舞台裏を歩く。

目次

第1章 十字軍と金融(地中海の覇者;“第三のパトロン”の登場;金融業の発達)
第2章 古代ローマの理想化(なぜ古代を理想視したのか;プロト・ルネサンス期における美術の変化)
第3章 もう一つの古代(ギリシャ文化の逆流;メディチ家の君臨;古代モチーフの「借用」と「消化」)
第4章 ルネサンス美術の本質(フィレンツェでの開花;空間を創出せよ!;多神教と一神教―ネオ・プラトニズム)
第5章 ルネサンスの終焉(ルネサンスの裏側;共和政の放棄と傭兵制の敗北;イタリアの斜陽とルネサンスの終わり)
第6章 ルネサンスの美術家三十選(フィリッポ・ブルネッレスキ;ドナテッロ ほか)

著者等紹介

池上英洋[イケガミヒデヒロ]
1967年広島県生まれ。國學院大学文学部准教授。東京芸術大学卒業、同大学院修士課程修了。海外での研究活動、恵泉女学園大学人文学部准教授を経て現職。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

40
塩野の本で読んだコムーネの意味がわかった。商人たちの組合の代表がその都市の重要事項を決めるというコムーネ。なるほど、ギルドの登場、そしてコムーネという自治システムがありながら、当時は教皇と国王による二重統治があれば、共和制ローマのようなシステムを渇望する時代の流れはわかる。そこから精神の自由がはばたきルネサンスを起こすというのもなんとなく肌感覚でわかる。もっとこのあたりのことを読みたいなw2015/09/06

白義

19
ルネサンスとはどういう時代で、なぜ始まり、なぜ終わったのか。この三点の骨格の部分をわかりやすく説いてくれる秀逸な新書。今では売れっ子新書作家の池上先生だけあって内容も過不足ない。プロト・ルネサンス時代に十字軍遠征で異文化との出会いや交易の拡大、そして過去の知を再発見したことから新たな時代としてのルネサンスが始まり、宗教改革や絶対王政国家の台頭が矛盾を抱えていた都市国家を衰退させる。前後の流れからのルネサンスを頭に叩き込みながら、新プラトン主義や作家の名前の顕在化といった時代の特徴もしっかり把握できる入門書2018/12/16

Kana

13
ルネサンスの社会背景を噛み砕いて易しく説明している。内容はもちろんだが、優しく説いて聞かせるような語り口も、読んでいて心地よかった。仕事の休憩時間に細切れに読んだもので、全体をよく理解できていない気がする。2019/12/20

おくりゆう

13
ルネサンスとは本来、何を意味し、なぜ始まり、なぜ終わったのか。美術との関係で語られるルネサンスを歴史の文脈で読み解く、という内容でルネサンスを理解する入門書として分かり易い一冊。写真や絵の挿入も多く見た目でも楽しめました。2013/11/30

viola

10
ルネサンスとは何だったのか、それはなぜ始まり、なぜ終わったのかを美術中心に見ていくもの。光文社新書は西洋の歴史&美術系が本当に充実してますね~。池上氏の著書だと、『恋する西洋美術史』のほうが断然面白いので、それと比べると劣ってしまいますが。ブリューゲルの有名なバベル塔って、明らかにコロッセオの影響を受けているそうですね。見比べてみると、ううむ、確かにそっくり。あんな破廉恥なのを書いたボッカッチョですが、後に厳格なモラリストとなり、『デカメロン』を書いたのを恥じたとは驚き。2012/12/15

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