内容説明
世界中の旅行者を魅了する、ヨーロッパでも屈指の人気を誇る国・イタリア。日本では、いまだに「イタリア=歌って踊って恋をする国」というイメージが強い。しかし、その魅力は、男たちや女たちが織りなしてきた数々のドラマ、芸術家たちが味わった苦悶や歓び、英雄や偉人たちの精神と行動の軌跡、民衆が繰り広げてきた何気ない日常生活の集積体であり、かつ、それらを保存してきた都市のの魅力でもある。それぞれ特色のあるイタリアの街から、24都市を厳選―。イタリア留学経験もあり、レオナルド・ダ・ヴィンチ研究でも知られる著者が、さまざまな歴史上のエピソードを紹介しながら、「イタリアを歩く楽しみ」を伝える。
目次
第1章 男たちの物語(囚われのカリオストロ―San Leo(サン・レオ)
貧しき聖人の街―Assisi(アッシジ) ほか)
第2章 女たちの物語(遊廓の詩人―Venezia(ヴェネツィア)
貴婦人が眠る街―Lucca(ルッカ) ほか)
第3章 美にまつわる物語(怪物たちの宴―Bomarzo(ボマルツォ)
画家の怨念―Orvieto(オルヴィエート) ほか)
第4章 街―民と戦いの物語(恋する二人―Verona(ヴェローナ)
天国の回廊―Amalfi(アマルフィ) ほか)
著者等紹介
池上英洋[イケガミヒデヒロ]
1967年広島生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修士課程修了。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史。海外での研究活動、恵泉女学園大学人文学部准教授を経て、國學院大學文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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