出版社内容情報
若い女子の2割がキャバクラ嬢になりたい! 格差の拡大、地域の解体、離婚の増加など多様な社会背景から、この価値観の大転換を探る。
バブルの崩壊は、若い女子の中に、男に頼らず自分の力で稼がなければならないという意識をもたらしたと考えられる。女子が高校を卒業して正社員になることは難しく、なれたとしても条件は悪い。かと言って、まわりには十分な所得を稼ぐ男も減っている。そういう現状においては、若いうちにできるだけたくさん稼げる仕事をめざす女子が増えるのは当然だろう。
以上のような認識を踏まえ、本書では、全国規模のアンケート調査と50人のキャバクラ嬢およびその予備軍へのインタビューを通して現代日本の女子たちの意識に迫りたい。いわば、これは下流社会の事例研究である。
(「はじめに」より)
【目次】
第1章 キャバクラ嬢になりたいのはこんな女子
第2章 キャバクラ嬢の好みと生活
第3章 キャバクラ嬢になりたい女子はなぜ増えたのか?
内容説明
本書では、全国規模のアンケート調査と50人のキャバクラ嬢およびその予備軍へのインタビューを通して、現代日本の女子たちの意識に迫りたい。いわば、これは下流社会の事例研究である。
目次
第1章 キャバクラ嬢になりたいのはこんな女子(15~22歳の女子の2割がキャバクラ嬢になりたい!;人気職業ベスト3は、女優・モデル、ミュージシャン、タレントなど芸能系;好きなことを仕事にしたいのは下流化か? ほか)
第2章 キャバクラ嬢の好みと生活(キャバクラ嬢の出身地―女の子たちは北からやってくる;キャバクラ嬢になった理由―給料アップや学費のため;将来キャバクラ嬢になりたい理由―家庭や学校に居場所がない ほか)
第3章 キャバクラ嬢になりたい女子はなぜ増えたのか?(キャバクラ嬢になりたい女子増加の基礎はギャル文化の拡大;性意識の解放の影響;バブル崩壊の影響 ほか)
著者等紹介
三浦展[ミウラアツシ]
1958年生まれ。’82年一橋大学社会学部卒業。(株)パルコ入社。マーケティング情報誌『アクロス』編集長を経て三菱総合研究所入社。’99年、カルチャースタディーズ研究所設立。団塊ジュニア、団塊世代などのマーケティングを行うかたわら、格差、家族、若者などを研究
柳内圭雄[ヤマウチタマオ]
1971年生まれ。(株)バイデンハウス代表取締役。大学在学中から学生ベンチャーに参画。ティーン層のマーケティングに携わり、携帯電話、化粧品、家庭用ゲーム機のコンサルティング、商品開発を行う。2006年より現職。若者のホンネを引き出すリサーチ、クチコミを生みだすプロモーションを得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿呆った(旧・ことうら)
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Tatuyuki Suzuki