内容説明
中国人民解放軍の謎に包まれた思想・内情をプロパガンダから読み解く。
目次
第1章 軍事ドラマは情報の宝庫(「脅威」として再認識されはじめた中国軍;中国人民解放軍とはどんな軍隊か ほか)
第2章 情報・ハイテク時代の解放軍―『沙場点兵(戦場の召集)』より(北京軍区の協力で撮られた軍事演習ドラマ;賛否分かれる視聴者の反応 ほか)
第3章 中国の領土・主権意識―『垂直打撃(垂直攻撃)』より(ドラマに描かれた解放軍空挺部隊;「斬首行動」の矛先に見えるもの ほか)
第4章 核から有人宇宙飛行まで、執念の開発―『国家使命(国家の使命)』より(中国版「プロジェクトX」;建国55周年のメッセージ ほか)
第5章 大国興亡の歴史を鑑に―『大国崛起(大国への道)』より(プロパガンダとしてのドキュメンタリー;中国のドキュメンタリーが描く「9つの大国」 ほか)
著者等紹介
本田善彦[ホンダヨシヒコ]
1966年神戸市出身。’91年以降台北在住。台湾・中国広播公司(BCC中国ラジオ放送社)の国際放送「自由中国之声」記者兼アナウンサーなどを経て、現在、フリーのジャーナリストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Meistersinger
1
フィクションから現実を読み取るというのは他にもあるけど、ネットの反応も加えて信頼度高し。日本の保守政治家への余計なちょっかいがなければ、なお良し2010/02/19
くらーく
0
なかなか面白い見方ですな。実際、中国も少子高齢化なので、戦争は出来ないと思っております。2016/03/29
muko1610
0
★★★2008/12/01
sfこと古谷俊一
0
ドラマをネタに人民解放軍の現状を解説。課題と考えていることなどが見えて面白い。2008/09/19
ま
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図書館で発見して借りてみた。開いてみて10年前の本と気づいたので半ば斜め読みになってしまったがまあまあ楽しめた。「アヘン戦争からのひとくくりにされた歴史的文脈の中で今は復興への過渡期」みたいな記述があった。出版当時に比べると相当自信つけてきてるよなって感じ2018/09/24