内容説明
ポスト会計時代の基本知識はコレだ。
目次
第1章 会計とファイナンスはどう違う?
第2章 ファイナンス、基本のキ
第3章 明日の1万円より今日の1万円―お金の時間価値
第4章 会社の値段
第5章 投資の判断基準
第6章 お金の借り方・返し方
著者等紹介
石野雄一[イシノユウイチ]
1968年生まれ。上智大学理工学部卒業後、旧三菱銀行に入行。インディアナ大学ケリースクール・オブ・ビジネスにて経営学修士号(MBA)取得。日産自動車(財務部)にて、キャッシュマネジメント、リスクマネジメント業務を担当。独立後、財務戦略コンサルタントとして活動。現在は、ブーズ・アレン・アンド・ハミルトンにて、企業戦略と資本市場に着目したコンサルティングを行っている。板倉雄一郎事務所パートナー、日経ビジネススクール講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
305
タイトルにうそはない。たしかに、ファイナンスを学ぶ上ではトップクラスに分かりやすい部類に入る、いい本なのだろう。なにより、キーワードを耳にたこができるくらい何回も繰り返したり、ちょっと間隔があくと再度用語を説明してくれたりする丁寧さには頭が下がる。とはいえ、やっぱりファイナンスにちょっと興味があって勉強したいくらいの好奇心では、すべてを完璧に理解することは難しく、途中から眠くなってしまうのもまた事実である。「わかりやすい」という言葉の限界と前提条件を思わず考える一冊だった。2017/10/16
mitei
276
意外と簿記に関して色々書かれていて、資格取るための基礎知識になりそう。2017/11/21
ハッシー
96
★★★☆☆ 財務に関する基礎知識を学ぶことができる。会計とファイナンスの違いは:1)会計は利益を扱い、ファイナンスはキャッシュを扱う、2)会計は過去を、ファイナンスは未来を扱う。この本の内容は、経営者や財務担当者以外はあまり身につけておく必要性を感じないが、企業価値の計算方法は覚えておいても良いと思った。企業価値は、その企業が生み出すであろう将来のフリーキャッシュフローから算出される。そこから有利子負債を引くと、株主価値がわかり、株式の時価総額と比べることで、株価が割安なのか割高なのかを判断できる。2018/11/10
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
79
(2024-67)私は経営者でも経理屋でもないが最低限の知識は必要と思い手に取った本。そもそも「会計とファイナンスとの差は何か?」と問われて即答ができなかった。ざっくりいうと会計は利益でファイナンスはキャッシュを見ると言う説明。BSを見るかCFを見るかと言うことだ。入門書ではあるが知ってる話も知らない話もある。「そんな事も知らないのか?」と言われるかもしれないが、そういうレベルの私にとっては良い本だった。経営者の使命はWACC以上のROICを上げる事と言うシンプルな回答はわかりやすくて納得できる。★★★★2024/05/17
コージー
34
★☆☆☆☆「ファイナンス(財務)」を理解するための本。わかりやすい説明だが、専門用語の解説に近い。必要性の感じない私にはちょっとしんどかった。久しぶりに途中で断念。いつか再読しよう。2017/11/19