内容説明
西麻布の人気店「ラ・フェ・ドール」の名シェフが、二度目に行った軽井沢で出会った一件の家。一目で気に入った彼は、軽井沢移住を決意する。彼の気持ちの奥には、若い頃修業したフランスの「エルミタージュ」(隠れ家)への憧憬が。そして「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」をオープンした。フレンチを究めていくなかで、出会った素材。そして軽井沢で出会った鮎、キノコ、ジビエ、野菜たちが彼の料理を変えていった。―軽井沢での体験を通じて語られる「日本の旬」の味わい方。
目次
1 夏のレシピ(軽井沢で旬に出会う;軽井沢へ;素材をそのまま食べる;料理は素材)
2 秋のレシピ(キノコの魔力;ジビエ;秋の夜長の愉しみ)
3 冬のレシピ(魚の旬;冬の青菜;クリスマスと長期休暇)
4 春のレシピ(春は山菜;野菜の時代)
著者等紹介
田村良雄[タムラヨシオ]
1953年群馬県生まれ。東京電力から料理の道へ入り、フランスに渡って「エルミタージュ・ドゥ・メッソニエ」「アンリ・キャトル」「ホテルネグレスコ」などで4年間修業を積む。帰国後、32歳で「フェヤーモントホテル」総料理長に。文京区西片「ル・リス・ダン・ラ・ヴァレ」のシェフを経て、’90年西麻布に「ラ・フェ・ドール」をオープン。’99年12月に同店を閉め、軽井沢へ移住。2000年4月「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」オープン
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