内容説明
“太平洋戦争は回避できた”と主張する大学助教授西条秀彦のもとに、シミュレーション・ゲームに挑戦してほしいとの要請があった。「パワー・ゲーム」と呼ばれるそのゲームは、“2・26事件”“太平洋戦争”などの起こった激動の昭和11年から16年の日本にタイム・スリップして展開される。プレイヤーは、首相となり、日本の平和を維持し続けなければならない。ゲーム開始後、いきなり陸軍の不信をかった西条は、ゲームのなかで、首相官邸になだれ込んだ陸軍将校らによって暗殺されてしまう!再びゲームに挑戦する西条は、本当に太平洋戦争を阻止できるのか…?小説の枠を越えた書下ろし超新型シミュレーション・ゲーム小説第1弾。