内容説明
本書は、韓国人による「韓国人」の赤裸々な分析である。政治的、経済的に急速に国際化しつつある韓国人が、一歩立ち止まって自らを眺め直そうとするものであるだけに、韓国人の生き方、考え方が具体的に繰り広げられている。1990年度大韓言論賞受賞。
目次
1章 歪んだ韓国社会
2章 反省する韓国人
3章 韓国人の本質
4章 韓国人と日本人
感想・レビュー
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がんぞ
4
朝鮮日報論説の原著1992年。当時一人当りGDPは5千ドル弱であった(現在2万弱)全政権までの軍事政権から金泳三政権になって胸膨らませていた頃。経済は発展したが二度の破綻。徴兵制など社会的不合理が重荷。民主主義の根幹は国民教育にある、ポピュリズムにより歴代大統領をみな断罪。ベトナム戦争従軍の結果、人材は米国へ流出し、無責任に愛国支援。見るべき資源もない土人を地政学上の理由から併合し絶大の投資で見られるぐらいにはした、が心の貧しさは解消できなかった。岐路に立った当時、心ある人はこうした警告をしていたのだが2014/09/26