出版社内容情報
ジャンル、国境を越える豪華執筆陣の文芸誌
紙を愛してやまない《ヤギ》にちなんで名づけた、《Greatest Of All Time(=かつてない)》文芸誌が誕生!
ジャンルや国境を越えて豪華執筆陣が集結しています。
○大特集「愛」
【小説】 西加奈子 小川哲 市川沙央 パク・ソルメ 島本理生 冲方丁 麻布競馬場 葉真中顕 芦沢央 チョン・ヨンス 長塚圭史 嶋津輝 戸田真琴
【対談】 Awich×細谷功
【短歌】 朝吹真理子 小佐野彈 高瀬隼子 スケザネ
【 詩 】 大崎清夏 小原晩 水沢なお
【哲学対話】 永井玲衣×『GOAT』編集部
【エッセイ】 アフロ(MOROHA) 塩谷舞 チョン・セラン 町田そのこ ワクサカソウヘイ
【インタビュー】 一穂ミチ
○『GOAT』×monogatary.com 文学賞 [選考委員長:加藤シゲアキ]
総応募数753作から大賞受賞作を誌上で発表!
○私の「GOAT本」
上白石萌音 けんご 斉藤壮馬 鳥飼茜 夏川草介 三宅香帆
○出せなかった手紙
彩瀬まる 佐原ひかり
○短編小説
尾崎世界観 蝉谷めぐ実 安壇美緒 乗代雄介 八木詠美 大木亜希子
野崎まど
その他、特大企画多数!
【編集担当からのおすすめ情報】
定価は『GOAT』(ゴート)の名にちなみ、510円(税込)。
特製プレゼント企画も!
1 ~ 1件/全1件
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みわーる
24
昨年の冬が始まるころ新登場。510円の安さというから薄っぺらな冊子を想像していたら、ズシリと重いボリュームのある文芸誌。時代への挑戦、このご時世に紙にこだわる。中身は、いまをときめく実力派の作品ばかり。ステキなのは、自分では選ぶことのなかった喰わず嫌いの作家さんにも巡り合えること。「ハンチバック」で強烈なパンチを食らって以来、ご無沙汰していた市川沙央さんにも「こんにちは」。やはりうまい。こういう作品も書くんだ!と認識を新たにする。次号は6月。510円でこれからも出会えるかな。そのうち値上げしちゃうのかな。2025/04/12
クラムボン
24
小学館が昨年暮れに文芸誌を創刊。文芸書の印象が薄い出版社なので意外だが、そこは後発なので色々とこだわっている。名前のGOAT(ゴート)にちなみ、定価510円・510頁(予定超え…)には驚いた。GOATは英語でヤギを意味するが…ヤギと言えば紙を食べる…そこで編集部は「ヤギは紙を愛してやまない」と考えて紙の質にこだわったようだ。リストを見ると6種類、中でも廃棄されるもみ殻を原料に加えた紙はザラザラした手応えと厚みが特徴。社内回収の古紙から生み出した再生紙は+α…おまけ「作家の直筆サイン」として挟み込まれた。2025/03/20
はづき
23
第一弾文芸誌。色んなジャンルの方が集まってて色々な愛について綴られている。こんなに分厚いのに破格の値段。驚き。自分的には対談が良かった。世界から猫が消えたならを読みたくなるね。あと上白石萌音ちゃんの書き方。上手いね。本当に本好きっていうのが伝わる。島本理生さんの作品は良いね。純文学だわ。いつも引き込まれる。短編がほとんどだからスイスイ読めて最高でした。次も楽しみ。2024/12/08
サンタマリア
19
なんか色々あったけど乗代さんのを読んだ。2025/02/15
MINA
19
十数年ぶりに購入してみた文芸誌、存分に楽しめた。再生紙利用ってだけあって手触りがいい。表紙のヒツジちゃんかわいい。普段出会わないような作家さんたちの作品たくさん読めたのは僥倖だったし、心に刺さる物語ばかりで胸を鷲掴みにされまくった贅沢で濃密な時間だった。 特に小川哲の『嘔吐』やチョン・ヨンスの『未来のかけら』とアフロの『愛はどこから』が印象的。とはいえその他の収録されてる数多ある物語も全部それぞれに良かったのは間違いない。詩は、ちょっと私にはよく理解出来なかったかな。特集、愛か…愛の解釈幅広くて面白い。2024/12/21