出版社内容情報
古代密儀、テンプル騎士団、薔薇十字団、フリーメーソン、イルミナティ、KKK、ナチス、カルト、マフィア、そしてトランプ……。古代から中世、近代、20世紀、そして現代に至るまで、秘密結社という「隠された視点」から世界史を読み直す決定版。
内容説明
人はなぜ“秘密結社”に魅せられるのか?古代密儀、テンプル騎士団、薔薇十字団、フリーメーソン、イルミナティ、KKK、ナチス、カルト、マフィア、そしてトランプ…。古代から中世、近代、20世紀、現代に至るまで、秘密結社という「隠された視点」から世界史を読み直す。
目次
第1章 古代
第2章 中世
第3章 近代
第4章 十九世紀
第5章 二十世紀
第6章 秘密結社の現代
著者等紹介
海野弘[ウンノヒロシ]
1939年東京都生まれ。評論家・作家。早稲田大学卒業後、平凡社『太陽』編集長を経て独立。現在、美術・映画・音楽・都市論・歴史・華道・小説などの幅広い分野で執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
in medio tutissimus ibis.
1
「真実はいつも一つ、といったことがあやしくなった」らしい。いつそんな時代があったのかは寡聞にして知らないが、陰謀論的な秘密結社がそのような考えに立脚しているのはわかる。つまるところ、現実の悲惨さと全能の存在を止揚できるのは、グノーシス的な悪の造物主だけなのだ。エンタメ的に言うとセカイ系。著者が言及していながらそこまで掘り下げのなかった友愛の問題も含め、無縁の上京者が素朴な世界観を捨てきれないでいるとカルトに引っかかる現象である。グローバリゼーションが全て絡めてしまう昨今何物にもそこから逃れる術はないのだが2021/11/16
ざっくば
1
世界史のタイトル通り、古代から現代までの秘密結社紹介であり、概略を知るにはいいと思う。とりあえず今知りたかったこと(フリーメーソン)がざっくり知れたから良かった。ただ時代が下ると雨後の竹の子のように次から次へと結社が出てきて、正直頭に入らない…。20世紀の章では現代のイルミナティやスカル・アンド・ボーンズの紹介、創作ものでは某世界的ベストセラーで採り上げられた「レンヌ=ル=シャトーの謎」に言及されていて興味深かった。自分の知りたい秘密結社のイメージってこの辺りかも。2020/04/22
やしの実
1
秘密結社ネタも、中々難しい世の中になってきましたね * 「彼はイルミナティの祖先をアナヌキだとする。アナヌキは古代シュメールの神々の種族であり、実は宇宙からやってきたエイリアンであるらしい。彼らはニブルという星に住み、四十五万年前に地球にやってきた。」 * #これはもう秘密結社どころではないですよね #やしの実 #やしの実さん読書記録20172017/06/06
YS-56
0
常識というのは、それなりに強固だと思いたいですな。こういうのは妄想科学や空想科学で楽しめれば十分。2017/07/08