じゅげむの夏

個数:

じゅげむの夏

  • ウェブストアに13冊在庫がございます。(2025年05月19日 10時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 128p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784333029037
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

山ちゃん、シューちゃん、かっちゃん、ぼくの仲よし4人組は、天神集落で同じ小学校に通う4年生。かっちゃんは筋ジストロフィーという病気だけれど、小さい頃から一緒にいるぼくらにとって、かっちゃんは特別な存在ではない。親友のひとりだ。そのかっちゃんが、4年生の夏休みに、川へダイブしたいと言い始めた。天神集落の子どもにとって、川へのダイブは、大人への階段を一歩上がるような、そんなならわしだった。「だいじょうぶ、どぼんて落ちるだけだからさ。来年になったらとべねえかもしんねえし」。人なつっこい笑顔でそう言うかっちゃんの願いをきいてあげたくて、ぼくらは綿密に計画を練ったのだけれど……。
夏の匂いが濃く立ちこめる山あいの村で、死という確かで曖昧なものを共有しながら、めいっぱいいのちを謳歌する少年たちの夏の日をみずみずしく描いたさわやかな作品。

内容説明

四年生の夏休みにやりたいことを宣言した、筋ジストロフィーの親友、かっちゃん。かっちゃんのねがいをかなえてあげたくて、ぼくらは綿密に計画をねったのだけれど…。夏のにおいが濃く立ちこめる山あいの村で、いのちを謳歌する少年たちのすがたをみずみずしく描く。

著者等紹介

最上一平[モガミイッペイ]
1957年、山形県生まれ。児童文学作家。読み物の作品に『ぬくい山のきつね』(日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞受賞)、『あらわれしもの』(共に新日本出版社)、絵本の作品に『たぬきの花よめ道中』(岩崎書店/日本絵本賞受賞)、『いのちがかえっていくところ』(童心社)、『すずばあちゃんのおくりもの』(新日本出版社)他多数

マメイケダ[マメイケダ]
1992年、島根県生まれ。画家、イラストレーター。食べたごはんをよく描いている。展覧会での発表や書籍・雑誌の装画など、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

77
山あいの小さな集落に暮らす男の子4人の、ひと夏の思い出。4人の中心にいたのは、筋ジストロフィーのかっちゃん。筋ジストロフィーは筋肉がだんだん痩せていく病気。進行すると自分で歩けなくなり、大人になってもあまり長生きできない……。4人の関係が凄くいい。かっちゃんを特別扱いせず、ごく普通に扱う。それでいて、さりげなく気遣いかっちゃんを守る。みんないい子だ。切なさが漂いながらも優しい気持ちになる良質の児童書。夏の匂いが濃厚に立ち込める山あいの村で、友情をはぐくむ少年たちの姿が爽やかだ。2023/08/06

ぶんこ

35
山間の村に暮らす4人の小学生の、ひと夏の冒険が素晴らしかった。かっちゃんは筋ジストロフィーだが、他の3人が特別扱いをしないのがいい。特に印象的だったのが天神橋からの飛び込み。他の3人は小学3年生までに飛び込み済みで、かっちゃんだけ未経験。大人に知られれば止められるからと内緒で実行。3人が協力してかっちゃんを手助けする。胸がジーンとしました。そこで物語は終わらず、最後に「おばけトチノキ」を見に行くのが感動のトドメ。デコボコの山道を「ねこ」(一輪車)にかっちゃんをのせて行く。小学生には大変な重労働。天晴れ。2023/08/28

ブルちゃん

34
夏休み課題図書。子ども達だけの世界で、大人に内緒の大冒険。こんなのってワクワクするよね☺️一冊丸ごと良かったけど、表題作、じゅげむの夏が特に良かった。正しい事=幸せとは限らない。夢を叶えてくれる友達が誇りだと思う。2024/07/05

Roko

30
この辺りの男の子にとって、橋の上から川にダイブするのは儀式みたいなもので、3人は昨年までにダイブしたんだけど、かっちゃんだけがまだやってなくて、だからやりたいと言い出したんです。大人にバレたら絶対に止められるのがわかってるし、心配だけど「来年になったらとべなくなるかもしんねえし」というかっちゃんの気持ちを考えたら、こりゃ手伝うしかない。頭を使って、力を振り絞って、4人で冒険を続けます。一生懸命に4人だからできることを探し続けます。こういう友達がいるっていいなぁ。#じゅげむの夏 #NetGalleyJP2024/05/12

まる子

26
小学4年生の仲良し男子4人。その中の一人は筋ジストロフィーのかっちゃんだ。少しずつ筋力が弱くなるかっちゃんの願いで川に飛び込んだ!来年はできなくなるかも知れないから…。そして彼らはこの夏、さらに大冒険に出た!千年を生きるおばけトチノキへ、さらに美味しい水の泉まで行くぞ!長く歩けないかっちゃんのためにどうやって行くかをみんなで考えた。友達を大切にする気持ち、病気だけれど今できる事をしたいと願うかっちゃんの気持ち、その年のその時間は誰にでも再びおとずれる事はないからこその、ほんの少し背伸びをした大冒険だった。2024/05/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21155070
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。