出版社内容情報
現役の看護師であり、尼僧でもある著者は、
医療の現場で、死にゆく人や心に悩みを抱える人に寄り添い、
話を聴くという「スピリチュアルケア」の活動を続けています。
答えの出ない深き悩みに寄り添うためには、
「聴く側に、もっと深く揺るぎない何かがなければ」といいます。
著者にとっての「何か」とは、仏教でした。
本書では、それぞれの〝生きづらさ〟から抜け出すための方法を
仏教的なアプローチから伝えます。
時代や社会の価値観が変化しても、
変わらぬ揺らぐことのない真理がここにあります。
内容説明
職業:看護師、生き方:僧侶。答えはすべて仏教のなかにあった。死にゆく人、心に悩みを抱える人に寄り添い続ける著者。それぞれの“生きづらさ”から抜け出すための方法とは…。
目次
第1章 なぜ仏教だったのか?私が看護師僧侶になった理由
第2章 スピリチュアルケアと仏教
第3章 スピリチュアルケアの現場から1―死にゆく人、家族に寄り添う
第4章 スピリチュアルケアの現場から2―生きづらさを抱える人に寄り添う
第5章 仏教だからできること―台湾の取り組みとその可能性
第6章 生死とどう向き合うか
著者等紹介
玉置妙憂[タマオキミョウユウ]
看護師僧侶。東京都中野区生まれ。専修大学法学部卒業後、看護師、看護教員の免許を取得。夫の“自然死”という死にざまがあまりに美しかったことから開眼し出家。高野山真言宗にて修行をつみ僧侶となる。現在は、緩和ケア病棟、精神科デイケアにスピリチュアルケア担当として勤めるかたわら、院外では非営利一般社団法人大慈学苑代表として、スピリチュアルケア活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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