出版社内容情報
道元(1200-1253)の思想的全体像を知るためには、その主著『正法眼蔵』とともに説法や法話を集めた語録『永平広録』の読解が不可欠である。本書は『永平広録』の原漢文・現代語訳文・訳註からなり、上巻は巻第1から巻第4までを収載する。
内容説明
仏教思想家・哲学者としての著作『正法眼蔵』、教育者・指導者としての語録『永平広録』―。道元禅師から直にその説法を聴いている感覚が享受できる『永平広録』を、正確・明確な現代語訳で提示する。道元禅を学ぶすべての人へ、訳注本の決定版。
目次
道元和尚広録第一 開闢本京宇治郡興聖禅寺語録
道元和尚広録第二 開闢越州吉祥山大仏寺語録
道元和尚広録第三 永平禅寺語録
道元和尚広録第四 永平禅寺語録
著者等紹介
木村清孝[キムラキヨタカ]
1940年(昭和15年)、熊本県に生まれる。東京教育大学文学部哲学科倫理学専攻卒業、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専門課程博士課程単位取得退学。文学博士(東京大学)。専攻は中国華厳思想、東アジア仏教思想。四天王寺女子大学教授、東京大学教授、国際仏教大学院大学教授および学長、鶴見大学教授および学長などを経て、東京大学名誉教授、仏教伝道協会会長、曹洞宗大本山總持寺顧問、函館少年刑務所教誨師、曹洞宗龍宝寺(北海道函館市)東堂を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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