内容説明
人見知りのたつやと心配性のしんぺい先生が、初めての遠足に出かけます。そこで起きた小さな事件が、2人を変えていきます。先生と1年生、新米2人のさわやかな成長物語。小学校低学年向け。
著者等紹介
北川チハル[キタガワチハル]
愛知県生まれ。保育士を経て絵本と童話の世界へ。おはなしライブや親子の絵本タイムを応援する活動にも取り組んでいる。『チコのまあにいちゃん』(岩崎書店)で2003年児童文芸新人賞受賞。『ふでばこから空』(文研出版)で2019年ひろすけ童話賞、児童ペン賞童話賞受賞
大野八生[オオノヤヨイ]
千葉県生まれ。園芸の好きな祖父のもと、子どもの頃から園芸に親しむ。植物に携わる様々な仕事を経て庭をつくる仕事へ。造園会社退社後、イラストレーターと造園家として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
1年生ブックトーク授業【夏休みおすすめの本】 小学校生活にも慣れてきた1年生。学校図書室では好きな本(絵本中心)を借りているので、私からのおすすめは幼年童話中心にしました。国語の教科書で縦書きに慣れた子もいるので、横書きと縦書きの本を用意。こちらは縦書きです。しんぺい先生は心配ばかりするからしんぱい先生、先生にあだ名をつけるだけで大笑い。2022/07/19
遠い日
10
「大丈夫?」のことばに嫌気がさしているたつや。そう言われて心配されるたびに、自分が責められているように感じる。大人の「大丈夫?」には、言外にたくさんのニュアンスが含まれていることを、子どもは敏感に感じ取っている。それでも、しんぱい先生はいい先生。一生懸命さを出しすぎているけれど、たつやが心配してしまうほどに素の先生を見せてくれた。たつやが自分の気持ちをしっかりとことばにできた場面には思わず感動!クラスメートのそれぞれの目線、発言も、いいコミュニケーションを表している。2021/06/19
jenny
5
421冊目 8歳が楽に読める本。面白かったそう。声がヒュードロンってなること、大人でもあるある。 #絵本 #児童書 #2歳 #5歳 #8歳 #読書2023/03/04
そうさん
4
6歳。読んでいて和んだ。少人数のクラスだからこそ、先生との関係が密でいいな。2021/07/05
You
3
何となく大人視点の感動が混ざっている気がするが、それに気付けるのは大人だけで良いのだろう。2021/06/17