内容説明
クリスマスボウル3連覇。公式戦52連勝。ロータスの圧倒的な強さの秘密に迫る。
目次
序章 「クリスマスボウル」の舞台裏(敗戦によって見えたチームらしさ;「勝ってあたりまえ」という周囲の目 ほか)
第1章 「究極のスポーツ」アメリカンフットボール(“勝てるアメフト部”をつくる難しさ;アメリカと対等に競り合う日本の実力 ほか)
第2章 チームを変えた数々の縁(逸材がそろった黄金期;部員が感化を受けた一流選手のプレー ほか)
第3章 “連覇”を掲げて常勝軍団へ(越えられない「秋季関東大会決勝戦」の壁;「連覇」というキーワード ほか)
終章 蓮にあだ花なし(ロータスのチーム名に込められた思い;トップレベルまで最短距離で導く手法 ほか)
特別座談会―アメリカンフットボールが与えてくれたもの
著者等紹介
相沢光一[アイザワコウイチ]
1956年埼玉県生まれ。スポーツライター。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。現在はWEBメディアでも多数執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tetsubun1000mg
5
佼成学園も「クリスマスボウル」も知らなかったが、表紙の「なぜ弱小アメフト部が日本一になれたのか」という言葉に煽られて選ぶ。 アメフトは部員も多数必要で、防具などお金もかかるスポーツだ程度は知っているので弱小チームが簡単に強くはなれないことはわかる。 経験者で指導できる教員がいることが必須条件だと思うが部員集めも苦労され、進学校ということも制約がありそう。 監督が自主的なチーム運営を浸透しているのが、お互いに切磋琢磨しレベルアップを目指す仕組みが出来ているようだ。 管理主義ではなく自主的な運営が目新しい。2021/01/10
ブック
4
勝つチームというのは、どんな競技にも共通項があると思う。それは「人間教育」を主眼におきつつ、それを極めるために勝負にとことん拘るという姿勢だ。それは勝利至上主義ではないのだが、勝負に拘るだけで勝利至上主義だと勘違いしてしまう人にはなかなか理解できない領域だろう。書かれていふ内容に特別な驚きはないが、何が本当の厳しさであり、愛情なのか、という当たり前のことを実践しているということなのだと感じる。スポーツの意義のひとつは恩師との出会いだと思うが、小林先生と出会えた生徒たちは幸せだ。
ジョナサンジョースタァー
1
強いチームを作ると同時に、人としての成長も目指す姿勢が素晴らしい。今年のクリスマスボウルも見事な試合で優勝。1、2年生も素晴らしい選手がいるので来年以降も注目してます。2022/12/27