内容説明
いま、「いのちの現場」では何が起こっているのか。40年間、難病の子どもたちと向き合ってきた小児科医と、日々、悩み苦しむ人たちに献身的に寄り添う臨床宗教師との対話。
目次
第1章 死んでいく子どもたちが教えてくれたこと
第2章 他者のために祈る
第3章 決して風化させてはいけない「東日本大震災」
第4章 人の悲しみと儚さに共感する
第5章 お遍路は「歩く瞑想」
第6章 自分らしい生き方、無理のない死に方
第7章 いのちの重みを知る
著者等紹介
細谷亮太[ホソヤリョウタ]
1948年、山形県生まれ。1972年東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院小児科に勤務。テキサス大学M.D.アンダーソン総合がん研究所病院小児科に1977年から1980年間赴任し、最先端の治療を学ぶ。帰国後に、聖路加国際病院小児科に復職。小児科部長として小児がんの子どもたちの治療に携わると同時に、子どもたちとのキャンプ活動や執筆活動にも取り組む。俳人としても旺盛な活動を行う。専門は小児血液・腫瘍学、小児保健など
大下大圓[オオシタダイエン]
1954年、岐阜県高山市生まれ。12歳で出家し、高野山で修行、現在高野山伝燈大阿闍梨位。高野山大学卒業後にスリランカに留学、瞑想を中心に初期仏教を修行する。帰国後、飛騨を拠点に「いのち」のボランティア活動を展開する。現在は、円空仏で知られる飛騨千光寺住職(臨床宗教師)として「心の研修」を手がけ、いくつかの大学で医療、教育、福祉における心の教育、スピリチュアルケアを探求している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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