内容説明
ひでりつづきのむらをすくうため、たいこめいじんたろうがたちあがる。あいよがってんとろたんたん。むらのみらいはたろうにたくされた!はたしてたろうは、らいじんさまにあうことができるのでしょうか?…。
著者等紹介
庄司三智子[ショウジミチコ]
1956年東京生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
11
終始リズムのいいことばに、本当に紙面から太鼓の音が聞こえて来そう。雨乞いのため、雷神を探しに行く太鼓打ち太郎。どんな音も自由自在。山越え野超え、どこまでも。河童や天狗も知恵を貸す。雷神の友、龍まで登場。ダイナミックな世界と、どこかほのぼのした絵に、民話のような匂いを嗅ぐ。2014/12/06
いろ
7
日照り続きで困った村人達に「お前の太鼓で雷神様に雨のお願いして来ておくれ。」と頼まれ,たろうが太鼓を叩いて雨乞いに行く道中を描いた昔話風のお話。運動会マーチングで小太鼓練習中の息子に借りた。期待以上に気に入った様子に父(夫)はかなり意外そうw リズム感ある文章や,河童・天狗・雷さま・竜が次々登場する展開が楽しいのか。何度も再読希望する5歳男児に理由を尋ねると「ん~。たろうが可愛い顔してるから。」親しみやすい絵も大切らしい^^ 雨が降るラスト見開きはパノラマで,たろう自宅からの行程を辿るのも息子の楽しみ。2013/10/03
刹那
5
この本はリズムがいい!!ついつい、てんぽよく読むのに気をとられ、内容をうろ覚え~(笑)最後の方のページ見て、天狗なんか出てきたっけ!?って見直したら、めちゃくちゃ出てたし…f(^_^;2013/08/08
ツキノ
4
リズムのいい音(音読はむずかしいけれど)。かっぱの姿にちょっとびっくり。てんぐ、らいじんさま、りゅうも出てくる。フォントがすごくいいのだ、庄司三智子さんの絵本は。特に明記されていなかったけれど(てことはオリジナルというわけではない?)何というフォントなのだろう?2013/05/26
べるつく
1
もちもちおもちやめんのめんめんのシリーズ作者による太鼓絵本。期待通りに語呂のいいリズミカルな文章で一貫。太鼓の音の擬音とそれによく似た単語の組み合わせ。へりを叩くときのカツカツいう音も積極的に採用。 天狗や雷神、龍も登場して日照りから慈雨へ。最後のシーンには虹もかかる。2015/04/13