内容説明
人生は捨てたものではありません。あの苦しみがあったから、あの悲しみがあったから「今のしあわせがある」と思える日が必ずあなたにも訪れます。丹波あじさい寺住職が綴る心安らぐ詩画エッセイ。
目次
ひとつのことばで人生は変わることがある
悩んでいるのはあなただけではない
心のもち方で人生は決まる
よいわるいよりも深い浅いのものさしで生きる
人の幸、不幸も見る角度によって色んな形に見える
あの世までもって行けるものは心だけ
理想に向かって歩む
みんな私を支えてくれる人
苦しみも、悲しみも、みんな自分のため
隔てなき心をもつ〔ほか〕
著者等紹介
小籔実英[コヤブジツエイ]
昭和26年11月5日、京都府福知山市観音寺に生まれる。高野山大学密教学科卒業後、兵庫県立氷上高校、尼崎西高校、柏原高校で十七年間教鞭を執り、平成3年3月、退職。関西花の寺第一番札所丹波あじさい寺・観音寺住職。『あじさいの会』を主催、季刊誌『あじさい』を刊行中。詩画作家・日本ペンクラブ会員。読売新聞・毎日新聞・全日本仏教会主催の墨蹟展に出展。「大法輪」はじめ各雑誌に詩画を連載。丹波新聞に詩画連載。『明日を生きる為の日めくり』を発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
49
実家にあった本。2016年、初読み本になりました。著者が元高校教諭のお坊さんだからか、とても分かりやすく、すとんと心に落ちました。『この失敗があったから、この悲しみがあったから、今の幸せがあるのです』といえる日が来ると信じて、前向きにこの一年をスタートさせたいと思います。2016/01/03
紅香
14
京都府福知山市観音寺に生まれ、17年間教鞭を執り、丹波あじさい寺、観音寺住職。今は詩人・詩画作家で活躍されている小籔実英さんの著書。どの言葉も絵も心に沁みる。その時々に待ち受けていた言葉に出会うと嬉しい。『勝って大きくなり、負けて深くなる』勝った時も負けた時も成長してるという意味の言葉がより明るく見えた。そして最後の章『みんながしあわせになれる社会とは』2025/03/09