内容説明
おくやまゆきのバスはあしたからなくなります。でも、「のってみたかったなぁ」とおもっているおきゃくがいました。それは…。あしたからなくなるバスにびっくりのお客が…。レトロであたたかい、木版画の絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
67
ほのぼの、温かな物語。山の中をのんびり走る路線バス。でも年々お客さんが減って、今日を最後に廃線になってしまうことに。それを知った山の動物たちは……。郷愁を誘う山の風景。村田エミコさんの木版画が温かみがあって、とてもいい。木版画の絵本って琴線に触れる感じで何故か惹かれる。最後はみんないい笑顔。ほっこり。2022/04/03
ヒラP@ehon.gohon
27
利用客が減って、廃線になろうとしている路線バスの哀愁が、木版画の絵でとてもしみじみとした絵本になっています。 山には山のいいところがいっぱいあることを再認識しました。 クマがいるのはちょっと怖いですけどね。2023/09/16
いろ
24
まだ乗り物絵本には特別の魅力を感じるのか,7歳男児,借りて来た絵本の中から1番に手に取った。「これ,版画!?」版画絵にも興味津々。所々が秋色に染まった,木彫りの線が活きる温かい絵。寄り添うように温もりいっぱいのお話。寂しい願いが風に乗って届いた先で,別の思いが動き出す。お互いに少しずつの,何気ない思いやりが,スパイスのように効いて,新しい「山のバス」の形が出来るなんて,素敵だな~^^ もう息子は興味持ってくれないのでは…と諦めかけてたけど,思い切って手に取り一緒に読んで,よかったv2015/12/18
喪中の雨巫女。
22
《図書館-返却》明日は、廃線のバスの乗客は、おばあちゃんのみ。山の動物は、乗りたくてたまりません。人間じゃなくてもいいよね。2013/11/01
くまた
21
幼稚園の貸し出し図書。表紙が可愛い。運転手のやまださんが泣かせるんです。優しく良いお話。「だれでもいいから…だれでもいいから…」のフレーズがお気に入り。2017/02/24