内容説明
「ぼく、もうわすれられてるかもしれへんなあ」―。小児ガンにかかり、闘病生活を送っていた直紀くんは、お母さんの前で、ぽつりとつぶやいた。やがて二人は、クラスメートとの心の架け橋にしたいと、『直紀新聞』を発行する。最後まで生きることをあきらめずに、九歳で逝った少年の“生きる力”の輝きを描く。小学校中学年から。
目次
第1章 直紀くんとの出会い
第2章 つらいクリスマス・イブ
第3章 院内学級でがんばろう
第4章 小学校へもどったよ
第5章 くやしい再発
第6章 『直紀新聞』発行します!
第7章 お姉ちゃんは、ぼくのドナー
第8章 はなれていても友だち
第9章 いのち、かがやく
第10章 みんな、ありがと
第11章 栄光の架橋
第12章 ブルームーンへのいのり
著者等紹介
あんずゆき[アンズユキ]
杏有記。1950年広島市生まれ。神戸大学教育学部卒業。小川未明賞・優秀賞、盲導犬サーブ記念文学賞・大賞など受賞。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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