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ことばの花束
中原中也のこころ

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  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784333020607
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

ひとひらの詩をあなたのもとへ。「汚れつちまつた悲しみに…」青春の哀惜を湛える中也の詩心がここに。

目次

悲しみの風(山折哲雄)
体に中也のりズムが沁みこんでいる(柴門ふみ)
求道の詩―いかに生き、いかに在るべきか(福島泰樹)
中也の詩を読む(岡井隆)
可憐な少年鼓笛兵を演じて逝った―リズムの天才、詩人中原中也のイメージ(久世光彦)
「悲しみ」は生きる糧(柳田邦男)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちさと

32
風の音、石ころがささやく声。それから激しい喜びや哀しみが響き合う中原中也の詩。柴門ふみさんが書いてるように、私も晩年のとても苦しんで切々と語りかけるような中原中也の詩が好きです。本書は中原中也の詩心を6人の文学者らが語るのですが、その中のお一人の福島泰樹というお坊さん、絶叫コンサートという短歌や詩を絶叫するコンサートを開催しているそう。余談過ぎますが、短歌や詩って、もっと落ち着いて作ったり詠んだりするものかと思ってました。皇室の歌会とかすごく厳粛にやるけど、なんか面白い。2019/06/13

HAL-

2
脚本家や評論家などの6人が中也の詩について語っている。中也の生い立ちや背景から読み解く人もいれば、詩を読んだ自らの感覚で分析する人もいる。詩の読み方などは自由にやればいいのだと、気づくことができる。2018/06/05

削りくず

0
私が詩を読む時は、ただ何となく心を掴まれる作品を愉しむことができたら、それで満足です。だけど作者に関する知識をちょっとでも仕入れてから読んでみると、それまで何となく読んでいた詩に突然、魂を感じるようになる。中原中也の場合は、彼の事を知れば知るほど、一見陽気な詩であるだけにとても痛々しく見えてくる。2015/11/24

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