すべての時間を花束にして―まどさんが語るまどさん

すべての時間を花束にして―まどさんが語るまどさん

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  • サイズ A5判/ページ数 150p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784333019717
  • NDC分類 911.58
  • Cコード C0095

内容説明

「いのちというものが、他のいのちの犠牲の上に成り立つということ、このことの重みをどう受け止め、理解したらいいのか」―九十二歳の詩人の挑戦は続く。

目次

第1章 自分のなかのみんな(人間の本質を見つめて;幼い日の心を潤したものたち ほか)
第2章 すべてを失っても、いのちあればこそ(青春の日々、そして結婚へ;南の島々の風物に心はずんで ほか)
第3章 “ほほずり”の文学に貫かれた人生(自分と偶然との合作、それが芸術です;“ほほずり”の文学に貫かれた人生 ほか)
第4章 まど・みちお いま現在と未来を語る(詩作について 地球いっぱいに広がることば;抽象画について この世にたった一つの存在 ほか)

著者等紹介

まどみちお[マドミチオ]
1909年、山口県徳山市生まれ。25歳のとき雑誌に投稿した作品が北原白秋に認められ、詩・童謡の創作に力を入れ始める。雑誌編集者を経て、「ぞうさん」「ふしぎなポケット」などの童謡を発表する。59歳のときに初めての詩集『てんぷらぴりぴり』を出版する。以後、精力的に詩・童謡を発表し続けている。1994年、作品にみられる「すべてのいのちを認め合う東洋的世界観」が評価され、日本人で初めて国際アンデルセン賞作家賞を受賞する

柏原怜子[カシハラレイコ]
児童文学を創作する傍ら、子ども、文学、医学、教育をテーマに新聞雑誌等に執筆、講演活動も続ける。現在、カルチャーセンターで「創作講座・絵本から物語まで」の講師を勤める。(日本国際児童図書評議会会員)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

white

13
「小さい時に感じたことというのは生涯忘れられないくらい、心の奥深いところに焼きついているのですね」と語っている。その通り、私たちは子どもの頃に感じたことや見たものは大人になった今の自分に大きな影響を与えている。あの頃子どもだった自分の先端に今の自分があるのだから、当然と言えば当然だ。自分も、まどさんのように瑞々しい感性を失わず齢を重ねていきたい。2017/06/13

あむけ

1
まどさんの控えめな心持ちに惹かれるなあ。幼少の頃などの様子が伺えて面白い2014/03/12

ミー子

0
まどみちおさんの詩が好き。この本は聞き書きで、まどさんの生い立ちから、詩や絵画、自然や人間や様々なことについて、まどさんが語った本。まどさんの柔らかい心と優しい気持ちを感じる本でした。2015/11/15

イオ

0
まどみちおさんが書いた自伝というかエッセイ。大好きな詩がどういう視点から観察されてできたのかなぁと面白かったです。あと本人が描いた絵が入ってたのもよかった。2014/04/21

ぺぺ

0
まどさんの書く詩のあたたかさは、まどさんのおっとりした性格から滲み出ているものだと思いました。2025/03/12

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