内容説明
「いのちというものが、他のいのちの犠牲の上に成り立つということ、このことの重みをどう受け止め、理解したらいいのか」―九十二歳の詩人の挑戦は続く。
目次
第1章 自分のなかのみんな(人間の本質を見つめて;幼い日の心を潤したものたち ほか)
第2章 すべてを失っても、いのちあればこそ(青春の日々、そして結婚へ;南の島々の風物に心はずんで ほか)
第3章 “ほほずり”の文学に貫かれた人生(自分と偶然との合作、それが芸術です;“ほほずり”の文学に貫かれた人生 ほか)
第4章 まど・みちお いま現在と未来を語る(詩作について 地球いっぱいに広がることば;抽象画について この世にたった一つの存在 ほか)
著者等紹介
まどみちお[マドミチオ]
1909年、山口県徳山市生まれ。25歳のとき雑誌に投稿した作品が北原白秋に認められ、詩・童謡の創作に力を入れ始める。雑誌編集者を経て、「ぞうさん」「ふしぎなポケット」などの童謡を発表する。59歳のときに初めての詩集『てんぷらぴりぴり』を出版する。以後、精力的に詩・童謡を発表し続けている。1994年、作品にみられる「すべてのいのちを認め合う東洋的世界観」が評価され、日本人で初めて国際アンデルセン賞作家賞を受賞する
柏原怜子[カシハラレイコ]
児童文学を創作する傍ら、子ども、文学、医学、教育をテーマに新聞雑誌等に執筆、講演活動も続ける。現在、カルチャーセンターで「創作講座・絵本から物語まで」の講師を勤める。(日本国際児童図書評議会会員)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
white
あむけ
ミー子
イオ
ぺぺ