出版社内容情報
五十五年間の教育者生活を通して、著者が生徒たちと結んだ「こころの対話ノート」を集成。生命の尊厳に根づいた“東井教育”の原点に触れるとともに、現代の教育を問い直す一冊。
内容説明
教育界の至宝―故・東井義雄校長が生徒たちと交わした「こころ」と「こころ」の対話ノート。21世紀に伝えたい教育の原点。
目次
第1章 自分(堂々とビリを走りなさい;それはほんとうの堀川君ではない ほか)
第2章 仲間(あいさつはこころの窓を開いてくれる;悲しいことや苦しいことは自分で背負いぬく ほか)
第3章 家族(家族とのつながり、ご恩を知ることが大切です;お母さんは「それがあなたの宝だよ」とおっしゃっているのかもしれません ほか)
第4章 生きる(逆境でがんばるより、順境のなかでがんばるほうが難しい;問題にぶつかっていく ほか)
第5章 いのち(力をもらって「世のなかのために働かせてもらう」ほうが“大きな愛”;使命を果たすにはどんな条件が必要かも、考えなければなりません ほか)
著者等紹介
東井義雄[トウイヨシオ]
明治45年4月9日、兵庫県出石郡但東町に、浄土真宗本願寺派「東光寺」の長男として生まれる。昭和7年に兵庫県姫路師範学校を卒業。同年4月から四十年にわたり兵庫県下の小学校、中学校で教鞭をとる。47年に兵庫県八鹿小学校校長を退任。その後も姫路学院女子短期大学、兵庫教育大学大学院講師を勤め、62年に五十五年間の教員生活を終えた。この間、その教育実践によって、ペスタロッチー賞(広島大学)、平和文化賞(神戸新聞社)、小砂丘忠義賞(日本作文の会)、教育功労賞(文部省、兵庫県教育委員会)などを受賞。平成3年4月18日逝去。享年79歳
宇治田透玄[ウジタトウゲン]
昭和5年、兵庫県神戸市生まれ。東井義雄記念館館長。元・県立出石高等学校、県立豊岡高等学校教諭。現在、但東町教育委員長。但東町文化財委員長。笛岡山楽音寺住職
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