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福祉の経済学―21世紀の年金・医療・失業・介護

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  • サイズ A5判/ページ数 245p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784332600831
  • NDC分類 364
  • Cコード C3036

内容説明

公的年金、健康保険、失業保険、介護保険は経済的効率性を高める機能があることを主張。情報、リスク、不確実性など情報の経済学を使用して社会保障制度の必要性を論証。日本の社会保障制度改革を論ずる際にも有益な論点を提示。福祉国家を経済学的に理解する最適の入門書。

目次

第1部 経済理論(市場と情報)
第2部 保険(民間失業保険という妄想;医療保険における問題点;21世紀の保険問題)
第3部 年金(年金の経済学;年金の制度設計に対して誤解を与える指針;年金の制度設計:その選択肢;21世紀の年金問題)
第4部(変化する世界の中の福祉国家)

著者等紹介

バー,ニコラス[バー,ニコラス][Barr,Nicholas]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスLSEの教授。世界で広く読まれている『福祉国家の経済学』の著者

菅沼隆[スガヌマタカシ]
1960年生まれ。1990年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。1990年東京大学社会科学研究所助手。1993年信州大学経済学部助教授。1997年立教大学経済学部助教授。2005年立教大学経済学部教授。2003年~2004年デンマーク・ロスキレ大学社会科学学部客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バーニング

1
大きな人口動態の変化が予想される21世紀においていかにして福祉国家を経済学的に擁護するかをまとめた一冊。原著が大著のため、コストの関係で抄訳になっているのはやや残念だが、民間保険に対する社会保険の優位性や、公的年金において賦課方式と積立方式のいずれかが良いとは限らない(どちらも利点と弱点がある)という話、制度変更には政治家の統治能力が重要、という話などは2024年の現在においても十分通用するし、社会保障制度改革に興味のある人は本書の議論をまず下敷きにしても良いくらいだろう。2024/04/10

悠木

0
とりあえず第3~5章を除いた年金を中心とした部分を読了。 リスクと不確実性を区別する必要性があることは勉強になった。 消費平準化と貧困救済(ないしは予防)という目的を達成するために、公的年金制度がどうあるべきかについては、積立方式か賦課方式という区別は相対的なものにすぎず、それぞれの国における人口の成熟度・市場の発展度・現在の公的年金制度の状況などによって違うし、そもそも2つの目的のどちらを重視するかによっても違う。 当たり前のことだけれど、だからこそしっかり読んで理解する必要がある一冊。2014/05/06

Shohei OKAMOTO

0
福祉国家は公平性のみでなく、効率性も実現できる。①保険の公平かつ効率的な供給。②年金の制度設計について。③福祉国家の議論に重要な観点2013/09/16

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