廣済堂文庫
伝説のプロ野球選手に会いに行く―球界黎明期編 (増補改訂版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 415p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784331654989
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0195

内容説明

巨人軍の「第1回アメリカ遠征」に参加し沢村栄治やスタルヒンらとともに100試合以上を戦った苅田久徳、名二塁手として名を馳せた千葉茂、「怪童」と呼ばれ、160メートルもの本塁打を放った中西太をはじめ、金田正一、杉下茂、西本幸雄、小鶴誠など「伝説のプロ野球選手」に会いに行き、話を聞き終るまでを描いた極私的ルポルタージュ。単行本刊行時に話題になった「解説的対話 伝説のプロ野球ファン大瀧詠一に会いに行く」も完全収録。単行本未収録など新たに3人分を加えた増補改訂版。

目次

苅田久徳―88歳の“名人”の片鱗が光った瞬間
千葉茂―“猛牛”は今日も東京ドームに向かう
金田正一―球界の“天皇”は生涯ムキで行く
杉下茂―“フォークボールの元祖”が説く魔球の由縁
中西太―“怪童”のエンジンが震えるとき
西本幸雄―“悲運の闘将”は今も日本一の夢を見るか
小鶴誠―“和製ディマジオ”が駆け抜けていた街
稲尾和久―“鉄腕”はなぜ死ななかったのか
関根潤三―今こそ球界には“一勝二敗の名将”が必要だ
ウォーリー・与那嶺―“日本野球を変えた男”はハワイの冬に夢を託す
前川八郎―“巨人軍初代背番号18”がキャッチボールを始めるとき
浅岡三郎―“技能派”が飛び込んだ黎明期の職業野球
解説的対話 大瀧詠一―“伝説のプロ野球ファン”に会いに行く

著者等紹介

高橋安幸[タカハシヤスユキ]
1965年、新潟県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社に勤務し、雑誌編集部に配属。96年にフリーの編集者兼ライターとなる。98年に『野球小僧』創刊に参画して以降、主に野球関連の媒体で執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

14
読売巨人軍の母体となった「大日本東京野球倶楽部」に入団し、第1回アメリカ遠征に参加した苅田久徳や、53年、大映戦で160メートルのホームランを打ち、「腱鞘炎さえなかったら王よりも多くホームランを打ったでしょう」と言われた中西太、58年の日本シリーズで巨人を相手に、3連敗のあと、4連投4連勝した稲尾和久らへのインタビューが収録されています。<だからワシは、「すごかった」と言われる野球人が、他のすごかった野球人を称えるようなことをしたい。それがいちばん、いいものじゃないか?>(続く2019/01/12

Gen Kato

1
独特の「視点」で綴られたインタビュー集。中西太、ウォーリー与那嶺、稲尾和久、杉下茂、どれも興味深く読んだ。しかしいちばんおおっと来たのは巻末の大滝詠一!!2014/11/08

武田 裕充

1
この部分に注目しました→「選手は惑星である。それぞれが軌道を持ち、その上を走ってゆく。この惑星、気ままで、ときには軌道を踏みはずそうとする。そのとき発散するエネルギーは強大だ。遠心力野球とは、それを利用して極限まで発揮させる。私が西鉄時代に選手を掌握したやり方である」(三原脩)2014/06/25

kikizo

1
往年の名選手12名。すでにお亡くなりになった方も多く、凄いラインナップだ! 僕自身、現役で見たことのある人は皆無だが、伝説は知っていた」。この伝説の人びとの本音を生き生きと語らせているさまは素晴らしい。現役の選手もぜひ読んでほしい。野球の歴史書。 しかし、再三出て来る清原。語られるだけでも偉大だったんだな。もっともっと精進したら凄い選手になっていたんだろうな。ある意味残念。2013/08/09

台所のティラノザウルス

1
こうゆう風に年をとりたいなと思わせる爺さんばかりでした。2013/04/08

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