内容説明
世界の神話・民間伝承をモチーフに、『真・女神転生』『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』といったゲームの世界などに姿を現す死神たち。また、『DEATH NOTE』『BLEACH』等のマンガ、小説、映画で大活躍する死神たち。本書は、そんな数多くの死神たちを徹底解説した、史上初の「死神事典」。ヨーロッパ、エジプト、オセアニア、アメリカ、アフリカ、インド、中国、そして日本ほか全世界で伝えられる、200以上の死神を大収録。ヴァルキューリ、黒死病の死神から、コートジボアールの死神、鬼、落語『死神』の死神まで網羅。戦慄のイラストの数々も見逃せない。
目次
第1章 ギリシャ・ローマ、ヨーロッパの死神
第2章 北欧、東欧の死神
第3章 西アジア、エジプトの死神
第4章 インド、中国の死神
第5章 日本の死神
第6章 オセアニア、東南アジアの死神
第7章 アメリカ、アフリカの死神
著者等紹介
七会静[ナナエシズカ]
雑誌等の編集者を経て、出版、映像、web、ゲームなどの各種メディアのプロデュースを行う。東京工芸大学芸術学部講師。民俗学、神話学、古代宗教、文化史、科学史等に関連した執筆活動も行っている。また、幸田鈴美という共同ペンネームでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ほしけも
7
気のいい死神を出し抜いて得するなんていうのはいかにも落語的だけど案外各地にそういった話があったりするんだ。面白い。 こういう絵入りの神話を紹介した本は大好きです。最近でないなあ。2014/04/04
深山木 寝子
4
所謂オーソドックスな死神を想像していたけど、太陽神や創造神みたいなおおよそ死神のイメージのない神様まで死神のくくりになってるのはびっくりした。また、主要宗教関係の神様だけでなく、中南米、アフリカ、東南アジア、オセアニアetc.あまり馴染みのない民間伝承の神様や精霊、妖怪など幅広く紹介されていた。侵食されたり飲み込んだり変質したいそれぞれの宗教や信仰の影響、神様の繋がりなんかも説明されていて、薄いけど盛りだくさんな内容。2015/01/24
獣狼ZAKI
1
死神系は人骨のイメージしかない。 だけどインドの死神は獣に変化して人間を襲う話があるとはね…。2010/03/03
なるかみ憂
1
黒マントに鎌持った死神のみならず死を司る神さままで広い。冥界の女王とか。インド、中国、日本の死神が死神のイメージと違い面白い。“鬼に魅入られると死んでしまう。これが桃山人夜話の死神である”みたいな。「しにがみ」は西洋の黒マント鎌のイメージついちゃって、日本の宗教観だと妖怪を死神って呼ぶ感じぽい2010/12/14
ぬこまり
1
自分が知らないのが多かったけれども、死神として加えていいかどうかのものが結構いた気がする。人によって主観が違うからなんとも言えないけれども2010/02/17
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