内容説明
本書は、日本の歴史上で最も移り変わりの烈しかった戦国時代の代表的武将10人の手紙をとりあげ、武将たちの性格、歴史的事件の真相を追求したものである。知謀の限りをつくした密書、あるいは意外な心情のあふれた私信の数々を読み解くことによって、戦国乱世の人物や事件にまつわる伝説的な迷妄を打破することができるだろう。
目次
第1話 御内書にこめられた妄執―足利義昭
第2話 三本の矢・遺訓の真相―毛利元就
第3話 権謀の陰の秘められた祈り―武田信玄
第4話 早熟の天才児、川中島へ―上杉謙信
第5話 稀代の武略家の外交術―織田信長
第6話 風狂の叛逆児―明智光秀
第7話 乱世の英雄の真実の声―豊臣秀吉
第8話 数寄大名をめぐる名茶器争奪戦―大友宗麟
第9話 乱世のゲームメーカーの家族愛―徳川家康
第10話 戦国をしぶとく生きぬいた奥羽の鷹―伊達政宗
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