内容説明
徳川秀忠の嫡男の家光は弟の忠長を寵愛する母・お江への反発から、たびたび城を抜け出し、江戸市中を遊び歩いていた。江戸には豊臣家滅亡後、主家を失った浪人が大挙流れて来て不穏な空気が流れていた。家光を連れ戻すべく、市中に出た小姓の阿部忠秋は幕府転覆を狙う「夜叉面組」に拉致され、将軍家の動きを探る間者になるよう強要されるが…。悪を糾し、幕府の磐石の基礎を築こうとする若き日の家光、忠秋、松平信綱、保科正之たちの絆を爽やかに描く。
著者等紹介
三宅登茂子［ミヤケトモコ］
１９６３年、京都府生まれ。山村正夫記念小説講座に学んだ後、２００４年『密偵美作新九郎猫股秘聞』で作家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Ｍ２
1
面白かった。視点キャラがけっこう変わるので多少散漫な感じもしたけど、家光や小姓たち、かぶきものたち、若いっていいよね、これからもみんな頑張れ！と応援したくなるような、そんな爽やかな話でした。個人的には保科正之が好きなので幸松丸が出てきただけで満足。2012/02/01
