内容説明
東両国で評判の鮨屋の主人、華屋与兵衛は、名声に奢ることなく、困窮する人には救いの手をさしのべる人情家でもあった。ある日、店の職人から幼馴染みの女に、しつこく絡みつく無頼漢・助次を始末する相談ごとを持ちかけられた。与兵衛は、裏仕事を持つ同郷人で、兄とも父とも慕う浪人・紅一刻に事の次第を話した。三か月に一度の割合で、悪党狩りを請け負う一刻の、次の標的は深川に巣食う博徒の親分で、その手下が実は助次だった…。大好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
本庄慧一郎[ホンジョウケイイチロウ]
本名・望田市郎。東京生まれ。劇作家・小沢不二夫氏、三好十郎氏に師事。演劇(戯曲・演出)を学ぶ。その後、民間放送で番組の脚本や構成台本を執筆。また、コピーライターとしては、日本民間放送連盟賞をはじめ、海外の賞など百五十以上を受賞する。1991年、小説家に転身。各小説誌に精力的に作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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