内容説明
豊臣家と徳川家康の戦いが大詰めを迎えるなか、猿飛佐助は大坂方の勝利は万に一つあり、と考えていた。家康ただ一人を屠ればよい。しかし真田幸村はそれをあえて避けた。佐助は幸村の底意を読んで意外な思想と美学を知り、その意志を守ろうとするが幸村亡き後、ついに佐助は三好青海入道ら真田勢とともに家康暗殺に向かう。死中に活を求める戦法を駆使して家康本営に接近した佐助たちを待っていたものは。
著者等紹介
亀井宏[カメイヒロシ]
1934年、東京葛飾生まれ。1970年、第14回小説現代新人賞、80年、第2回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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