内容説明
莫大な遺産を継いだ宝石商・京林哲夫の厳重に管理された自宅金庫から、高額の宝石が奪われた。京林は信頼する美人弁護士・小桜美樹に調査を依頼して、疑惑と戸惑いを残しながら、約束の海外ゴルフツアーに仲間4人と出発する。だが、同行の白子純一はパリで、彼の内妻・かすみはローマで殺され、帰国後も京林の回りで次々と殺人事件が続き、状況から京林に容疑が向けられる。意外な犯人像に迫る長篇推理。
著者等紹介
斎藤栄[サイトウサカエ]
1933年東京都生まれ。東大法学部卒業。66年横浜市建設局在勤中、「殺人の棋譜」で第12回江戸川乱歩を受賞。72年作家専業に。本格ミステリー、旅情ミステリーの第一人者
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