性的虐待を受けた少年たち―ボーイズ・クリニックの治療記録

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性的虐待を受けた少年たち―ボーイズ・クリニックの治療記録

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794807571
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

心の傷の実態、治療の課題、構造的問題をめぐる最新の議論!

子どもを被害者とする性犯罪報道が相次ぐ昨今、保護者たちは危機意識を強め、子どもを守るための様々な取り組みをすすめている。性的虐待を生じさせる構造的な要因も数々指摘され、その変革が叫ばれてはいるものの、問題構造はあまりに複雑であり、実効的な対策を導き出すのは容易いことではない。被害者となった子どもたちには、少年であれ少女であれ適切なケアと対策が必要なのだ。スウェーデンで1990年に設立された「ボーイズ・クリニック」は、性的虐待を受けた少年の治療機関である。男性の性被害者を専門とする治療機関は世界にいくつか存在するが、スウェーデンのボーイズ・クリニックはそのなかでも比較的初期に設立されたものだ。本書は、ボーイズ・クリニックの約10年間にわたる治療の記録である。

*ボーイズ・クリニックを運営する「レッダ・バーネンRadda Barnen」は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」のスウェーデン支部。子どもへの暴力、性的虐待、児童ポルノ、児童労働などの根絶に向けて国内外で様々なプロジェクトを展開している。

内容説明

誰が彼らを虐待するのか、そして、その支援方法は?本書には、少年たちの被害経験と治療過程がリアルに描かれている。

目次

パトリックに起こったこと
子どもへの性的虐待―数字から見る現実
虐待される少年
父親による虐待
怖い、でも会いたい
ペドフィリア
女性による虐待
きょうだいとの性行為
「私は大きな目隠しをしていたのです」―ある母親の物語
治療の焦点現実を非現実する
トラウマと強迫的反復行動
トラウマの克服
スティグマ
自己否定感
僕はゲイになったのか?
教師に虐待された少年たちのグループ治療
セックス・リング
治療の阻害要因
治療者の感情
性的虐待を受けた子どもたちの治療―課題と可能性
結論

著者等紹介

ニューマン,アンデシュ[ニューマン,アンデシュ][Nyman,Anders]
1946年生まれ。レッダ・バーネン(セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデン)に所属する児童心理学者、心理療法士。児童性的虐待や社会福祉サービスに関する著書がある

スヴェンソン,ベリエ[スヴェンソン,ベリエ][Svensson,B¨orje]
1942年生まれ。ソーシャルワーカー、心理療法士。レッダ・バーネンの付属機関「子どもと若者のためのクライシス・センター」で性的虐待を受けた子どもたちの支援に従事。レッダ・バーネンが発行するブックレット・シリーズに執筆している

太田美幸[オオタミユキ]
1974年生まれ。一般大学社会学部卒業後、民間企業に4年間勤務したのち、一橋大学大学院社会学研究科で教育社会学を学ぶ。専門は学習社会論、成人教育論。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員、スウェーデン・リンシェーピン大学行動科学研究所客員研究員を経て、現在は鳥取大学生涯教育総合センターに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

starglory

20
いつかは買って読もうと思っていた。いざ買おうとした時、一瞬の躊躇を感じた、馴染みの症状だった。躊躇を感じたからこそ買って読んだのだといっても過言ではない。「女性による虐待」の章が印象に残った。女性による性的虐待を理解するのがなぜ難しいかということが語られる箇所だ。私も女性加害者からも近親姦被害を受けている、それを思い出した時の崩壊感を改めて思い出した。女性、それも母親というのは、「性的加害者」からは最も遠い存在だと私は思っていた。それが崩壊したというのが、実際の虐待の記憶よりもずっとずっとツラかった。2015/05/27

パラ野

18
スウェーデンにおける心理療法。男児が性的虐待を受けた疑いがある場合、どのように心理療法を進めていくか、かなり多様な例を挙げて解説している。まずはじめに18か月ほどの通院で克服できることに驚いた。だが、後半の少年の安全と本当に被害があったという確信を得てから、当事者にも自主性が求められるという部分で納得。加害者が男性であった場合、少年が抱く大人の男モデルが崩壊するのと同時に、同性愛者に「なって」しまったのかという揺らぎが生まれる。続>2014/10/05

そーすけ

3
30*三浦しをん書評から。大人が軽い気持ちでしたとしても、子どもがどれだけ傷付くことか。衝撃を受けた。読む前の認識は甘かったことを知らされた。深刻な内容だが、読みやすく、訳者の力量にも寄ると思う。愛を求めている子どもが暴力にさらされる姿は、涙を禁じ得ない。性的虐待を受けた少年たちの悩みの一部分を取り除く意味でも、同性愛者や性的マイノリティへの偏見を取り除き、正しい知識を広めるべきであると思う。必ずしも、虐待者=同性愛者ではないし、被害者=同性愛者でもない。2014/02/05

りんふぁ

2
三浦しをんさんの本で知って読んだ。複雑な気分。言葉にして吐き出しても、届かない時は蓋をするしかないんだよな。身内が多いと逃げ場がないだろうに。加害者の割合が親族というのにやるせない気持ち。2014/12/11

ybhkr

2
三浦しをんちゃんおすすめシリーズ。スウェーデンのボーイズクリニックの治療記録。世界中で少年に対する性的な虐待があるだろうに、少年サバイバーに対するシェルターは少ないように思う。数としては女性に比べたら少年に対する犯罪は少ないだろうけど、同性からの虐待が9割を越える少年への性的虐待の精神的肉体的ダメージは根深く、対応すべき施設や社会の理解(男の子が性的な虐待やレイプをされるはずがない、などの誤解)の必要性を強く感じた。性急に進めるべき事案であるが、様々な施設同士のコンサルなど問題も多そうだが実現してほしい。2013/07/29

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