内容説明
内閣調査室副室長からオチコボレ親子探偵、冴木涼介・隆の事務所へ来日した東南アジアの島国ライールの王女ミオの護衛依頼がきた。だが、政情不安、王位継承で謀略渦巻くお国柄。政府筋に雇われた殺し屋が隆たちを狙った暗躍しはじめる。その間隙をぬって「カマル教団」がミオを本国へ連れ去ってしまう。ミオを追って親子はライールに飛んだが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
10$の恋
39
今作も、冴木涼介と隆(リュウ)の親子探偵がワクワクさせてくれる♪パパは元スパイで息子は高3、二人とも超イケイケのナイスガイ♬さて、お忍び来日決定の南国の王女(17)を護衛するミッションを国家から極秘に与えられた。実は王女さん、政治的に狙われているのであ〜る。ひゃあ、一難去ってまた一難、九死に一生の連続なのは、迫る相手が超々凄腕の殺し屋たちだから。ライフルで爆弾で吹き矢で、ピンポイントで襲い来る。ゲリラに宗教に権力争い…「ねぇ、誰がホントの敵なの?」。洒落っ気タップリの痛快ハードボイルド。次巻も読むぜ!2023/02/28
たぁ。
4
今回は、リュウ君の淡い純愛と、日本国外にもスケールを広げる痛快アクション。相変わらず亮介親父は頼りになるし。普通におもしろかったです。2015/03/25
Yoshitomo Kurokawa
4
ハードボイルドはこんなにも間一髪があるのかと。2012/09/19
こば
3
予想を大きく上回るハチャメチャ大活劇。かの有名なコナン君といい、高校生探偵ってデンジャラス(笑)。楽しくすっきり読めました。2014/04/06
MANI
2
これまでのシリーズは短編が複数で構成されたいましたが、今作は一つのストーリーでできています。 同作者の他のシリーズと違ってかなりのご都合主義。 なんでやねんっ!という突っ込みが沢山入りますが、読んで楽しい作品です。 女ったらしの主人公に本当の恋が・・・2012/01/19