出版社内容情報
■これを読めば貴方も作家になれるかも? 『MM9』『BISビブリオバトル部』の著者が贈る初の実践的創作講座、スタート! 山本弘「料理を作るように小説を書こう」■西條奈加、人情味あふれる大好評〈お蔦さんの神楽坂日記〉第3シリーズ最終回「ポワリン騒動」■滝田務雄「不良品探偵 アリスとアイス。そして十月の三月ウサギ篇」、美輪和音「空飛ぶブラッディマリー」など読切掲載■特別企画「小説家の推薦状:似鳥 鶏×青崎有吾、円城 塔×酉島伝法」レポートほか。
西條奈加ほか[サイジョウナカホカ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
20
連載コミック『鞄図書館』が今号の白眉。第二次世界大戦中、ルーズベルト大統領の手紙の一節「私たちは、この戦いにおける武器は、本であることを知っている」から始まり、対比してナチスの「書物大虐殺」が語られる。さらに「有害本」と「優良図書」を選別し、前者を断裁する活動を行う現代の宗教サークルの話へ。結末はH・G ・ウェルズが1934年パリに開設した『燃やされた本の図書館』。次いでは作家の収入等舞台裏まで明かす「実践的創作講座」。肝心の小説群は今の自分には響かない。東川氏の連載に次号以下賭けるしかないというところ、2022/12/29
BECHA☆
7
お蔦さんの神楽坂日記最終回。2016/08/27
aki.s
6
西條奈加のお蔦さんシリーズが最終回。最終回の割にはミステリ要素が薄めでいまひとつだったか・・・ 柴田よしきの連載はそろそろ佳境に入りつつあるのだろうけれど、いかんせん引っ張りすぎで事件の発端をわすれてしまう。2016/09/14
二葉
6
美輪さんの作品のユーモアな語り口と正反対な後味悪い真相のギャップは癖になりそう2016/08/27
やすお
5
山本弘さんの連載「料理を作るように小説を書こう」を読みたかったので入手した。第1回なので、作家になる前の心構えを解説。「そんなに甘くないし、簡単には儲からないよ」との主張。いいことを言っていると思う。次回もぜひ読みたい。読み切りの作品も良かった。これまで読んだことのない作家さんばかりだが、機会があったら他の作品も読んでみたい。2016/10/19