出版社内容情報
好評を博した『継投論』に続く第2弾! 横浜ベイスターズの優勝監督にして「日本一のピッチングコーチ」
と言われた権藤博氏が、「嫌な投手(打者)、打ちにくい投手(打ち取りにくい打者)とは何か」を、人気スポ
ーツジャーナリスト二宮清純氏を相手に縦横無尽に語る、野球関係者・ファン必読の書。
内容説明
「120キロでも抑える投手、160キロでも打たれる投手がいるのはなぜ?」「『低めに集めろ』『フォアボールは出すな』は大間違い」「バッターが打てるか打てないかは、ここだけ見ればいい」―60年にわたって「相手チームのバッターをどうしたら抑えられるか」をプロ野球の現場で考え続け、日本一の投手コーチと言われた権藤博氏が人気スポーツジャーナリスト・二宮清純氏を相手に、独自の視点で解き明かす投手論、打者論の決定版。
目次
第1章 嫌なバッターの共通項―データでは分からない生きざまがある(バッター目線の投手論、ピッチャー目線の打者論;3割打てば成功の打者、3割打たれたら失敗の投手 ほか)
第2章 打者が嫌がるピッチャーの絶妙の「間」―速いだけでは抑えられない(大谷翔平が打たれなくなった本当の理由;ボールが速いだけでは打たれるのがプロ野球 ほか)
第3章 その常識を捨てなさい―「低めに投げろ」は大間違い(「低めに集めろ」はやめなさい;「困ったら低め」は日本野球の悪癖 ほか)
第4章 嫌なバッターはあいつだ!(現役時代に嫌だったバッター;いいバッターは、インコースが打てないのを隠す ほか)
第5章 嫌なピッチャー、嫌なバッターをつくるために―監督・コーチができること、できないこと(ピッチャー困らせるにはインコースを振るな;ピッチャーは基本、アウトコースに投げたい ほか)
著者等紹介
権藤博[ゴンドウヒロシ]
1938年生まれ。佐賀県出身。鳥栖高校から社会人野球を経て1961年、中日に入団すると、35勝、30勝と2年連続で最多勝投手。連日登板することから「権藤、権藤、雨、権藤」という流行語も生まれたが肩を痛め、31歳で現役引退。73年より中日、近鉄、ダイエー、横浜でコーチを歴任後、98年に横浜ベイスターズの監督に就任。独自の継投策で勝ち抜き、1年目に38年ぶりのリーグ優勝、日本一に導いた。2012年、中日投手コーチに再就任。17年にはWBC侍ジャパン投手コーチを務めた。19年、野球殿堂入り
二宮清純[ニノミヤセイジュン]
1960年愛媛県生まれ。スポーツ紙や流通紙の記者を経て、フリーランスのスポーツジャーナリストとして独立。現在、株式会社スポーツコミュニケーションズ代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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