出版社内容情報
新シ橋で町人二人が切り殺された。神田の呉服商の主と手代のようだ。店の番頭は殺されるような覚えはないと主張するが……。
内容説明
柳原通りの近くで、神田の呉服商の主と手代が惨殺された。店の番頭は殺されるような覚えはないという。二月程前に若い武士が殺された一件も斬り口が似ていた。奉行より探索を命じられた「鬼彦組」。犯人たちは迫りくる捜査の手に、卑劣な反撃を企てた―。「鬼彦組」最大の危機が迫る!果たして事件の行方は如何に!!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。教員等を経て作家に。1990年「剣の道殺人事件」(講談社文庫)で第36回江戸川乱歩賞を受賞。「警視庁捜査一課南平班」シリーズ(講談社文庫)など警察小説で人気を得る。近年では書き下ろし時代小説で「八丁堀剣客同心」シリーズ(ハルキ文庫)など、多くのファンに支えられたシリーズを多数持つ、実力派作家のひとりである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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