内容説明
2015年のセ・パ交流戦の最中、パ救団がセ球団を叩いた結果、全セ・リーグ救団が「勝率5割以下」という前代未聞の事態が起こった。見渡せば、柳田、中村、中田らの魅力あるフルスインガー、大谷、金子らの豪快な投手はパに集中し、セの野球はどこか貧弱。このような事態を招いた原因はどこにあるのか?人気球団で補強に力を注ぐ巨人や阪神は、なぜさほど強くならなかったのか?ドラフト、FA、育成…あらゆる角度からセ・リーグの問題点をあぶりだす。
目次
第1章 気がつけば、「強パ・弱セ」の時代
第2章 球界再編騒動がもたらした勢力図の変化
第3章 かつての強豪球団が教える黄金の出自比率
第4章 セ・パの野球は何がどう違う?
第5章 宝物を掘り当てるドラフト戦略
第6章 攻撃野球がセの逆襲を可能にする
著者等紹介
小関順二[コセキジュンジ] 
スポーツライター。1952年、神奈川県横須賀市生まれ。日本大学芸術学部卒業。88年、ドラフト会議倶楽部を結成し、ドラフト本番前に行う「模擬ドラフト」が話題に。プロ・アマ合わせて年間300試合超の観戦に駆け回る野球の語り部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
showgunn
18
          
            プロ野球シーズンも始まったので。小関順二らしく結論ありきなところや適当なところが散見されるがそれでもまぁまぁ面白かった。恣意的なところは多々あってもデータに基づいて書かれてるので一応は納得できる。しかし大した分量でもない本なのに全く同じエピソードが繰り返し書かれてる部分があり、こういうのは書いてる人も編集者も何も思わないものなのだろうか。読者としてはいろいろ思うところがあるのだが。2017/04/05
          
        金吾
15
          
            自前で選手を育てないと中期的には強いチームが出来ないと思いますし、私は阪神ファンですが、中長期的戦略はちゃんとしてないと感じます。著者は似たような本をたくさん出しています。2020/08/01
          
        きよにやコータロー
11
          
            お正月に読みました。小関さんにしては、内容量が少なかったが、さすがの分析力と野球界への愛情表現が込められた新刊でした。僕自身小関さんに憧れている訳で、セ・リーグの野球をパ・リーグと比較して書くところや、視点、研究心の熱さがムンムンと伝わってくる。2016/01/06
          
        ちくわん
9
          
            思ったより、ん~ん。パよりセが弱いのは戦力補強、特にドラフトの戦略ミス、ということか。大リーグと比べて日本における「読売ジャイアンツ」の存在はかなり異様。常勝の盟主は日本人・外国人を問わず他チームの主力を金銭で獲得。さらに、このチームが日本プロ野球で一番人気のチーム。(昭和に比べて人気は衰えたと思うが)地上波もなく2リーグ、12チームは過多かも。2019/02/23
          
        浅見ヨシヒロ
7
          
            小学生時代から西武ファンの私ですが、パリーグがようやく日の目をみるようになってきて嬉しい限り(チームの成績は振るいませんが…)。やっぱりドラフト戦略なのかなーという印象。2016/09/28
          
        

              
              
              
              

