内容説明
自分のキャラを意識し、仲間とキャラが被らないように気をつかう現代人の人間関係。キャラにのっとったお約束のやり取りは、テレビのバラエティ番組さながらの様相だ。キャラによって自分の出し方が決まり、無難にその場をやり過ごせる一方で、キャラという借り物の個性にとらわれ、息苦しさを感じる人も多い。「キャラ」と「自分らしさ」をめぐる心の問題を心理学者が徹底分析。
目次
第1章 武器としての「キャラ」(売れる芸人にはキャラがある;「キャラ立ち販売員」が求められているわけ ほか)
第2章 キャラが生み出す安心と葛藤(「間がもたない」「気詰まり」の関係;「おもしろい人になりたい」と焦る人たち ほか)
第3章 その場にふさわしいキャラを生きる(息苦しくてもキャラを手放せない理由;戦略的にキャラを使い分ける ほか)
第4章 「自分らしさ」がわからない(「自分らしく生きろ」「個性をもて」と言われるけれど…;キャラから「はみ出すもの」に目を向ける ほか)
第5章 キャラをヒントに「自分らしさ」をつくっていく(自分にフィットする社会的役割とは;「社会化された自己愛」と「パーソナル自己愛」 ほか)
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表。よりよい考え方・生き方の提案を企業研修、講演、執筆活動などを通じて行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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