内容説明
名著『AV女優』を世に問うた新宿二丁目の野球少年。知る人ぞ知る『野球小僧』連載の自伝的エッセイ、単行本化!情感あふれるエッセイに、「身内」の対談、解説を加えた、ふわり、ほろりの一冊。
目次
みんな、野球が好きなんだ。(なあんだ。;野球な人々;王貞治を読んでしまった。;野球がやって来た! ほか)
さて、来年は…(この一年、私を通りすぎた野球たち;夏の嫉妬;僕の野球;原辰徳に関する、とりとめのない感想 ほか)
野球小説 春が来て、夏になり、そして秋
著者等紹介
永沢光雄[ナガサワミツオ]
1959(昭和34)年、宮城県生まれ。大阪芸術大学芸術学部文芸学科中退。演劇活動を経て上京。出版社に勤務後フリーライターとなり、風俗やスポーツを中心にノンフィクションを手がける。’96年に上梓した『AV女優』(ビレッジセンター出版局、現・文春文庫)は高い評価を得、創作活動も本格的に開始。’02年、下咽頭ガンの手術により声帯を失う。’06年肝機能障害のため47歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミッチ
4
永沢氏の野球少年時代のノスタルジック風エッセイ。 私とほぼ同年代ということもあり、懐かしく読めました。2017/11/29
shizuka
0
野球を骨の髄から愛するノンフィクションライターが書いた、野球エッセイ。 作者は、うつ病でしかもアル中。エッセイの中でも、自堕落な生活は綴られているのだが、のちにガンを患い、47歳で亡くなるまで肉体的苦痛を強いられるようになる。 体が悪くなるにつれて、書くものも、ウイットなエッセイがどんよりと膜がかかったような重くるしさを感じるようになる。 …なんて正直な人なんだ。 だからこそ、大人になっても少年のように「野球が大好き!」がキラキラと文章に溢れていて、野球好きでない私も夢中になって読んだ。 2016/07/12
たつや
0
2023年159冊目。近鉄ファンの著者が野球を中心に自らの闘病生活、酒に溺れる日々を綴ったエッセイ。46歳にしてこの世を去った彼の作品を初めて読んだが、若くして惜しい人をなくしたと思う2023/08/14




