内容説明
日本全国で本当にあった泣ける青春物語21。高校野球の雑誌記者や編集者が、取材で集めた、実話が満載。
目次
隠されていたこと
行進できる日まで
弱かった自分のできること
おばあちゃんのグローブ
息子からの手紙
AEDがぼくを救った
キャプテンとインフルエンザ
そのアナウンスは誰がするのか?
夏をあきらめて
最後の夏はスタンドから〔ほか〕
著者等紹介
岩崎夏海[イワサキナツミ]
1968年7月生まれ。東京都日野市出身。東京藝術大学美術学部建築科卒。大学卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」等のテレビ番組の制作に参加。アイドルグループ「AKB48」のプロデュース等にも携わる。その後、ゲームやウェブコンテンツの開発会社を経て、現在は作家として株式会社吉田正樹事務所に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@読書会10周年
69
高校野球に縁がある21の実話です。1作目から涙です。野球は一人ではできない。チームメイトはもちろん、監督、コーチ、マネージャー、そして両親たちも見守ってくれています。そういう人たちから受けたたくさんの恩はとうてい返しきれません。恩に報いるには今度は自分が他の人にできるだけのことをするしかないのです。そうして他の人に尽くす時もまた、その人から得るものがあります。2017/10/06
五右衛門
62
読了。私自身も小、中、高と野球に打ち込んできたので内容、気持ち、家庭内いろいろ思い当たる節がありました。今現在一つ言える事は遣り通した結果今の自分がある。自分の存在価値そのものです。そして周りの方々には感謝しかありません。久しぶりに当時に戻った感覚でまたキャッチボールしてみたくなりました。2018/11/10
ユー
47
「甲子園=華やか」ですが、表舞台に出て来る事がない話を沢山集めた素晴らしい内容。冒頭から最後まで、涙腺崩壊しまくり。「支える」事が、これほどまでに感動するとは。2018/07/20
ひらけん
47
高校球児の夢の舞台である甲子園。しかし、その道はホンマに険しい。全国に約4000校ある中で辿り着けるのはたった49校。センバツの32校を合わしても僅か80校しか出場出来ない。でも、高校野球とは甲子園だけが全てではない。この本に出てくる主人公たちは誰もが野球が大好きで、毎日の辛い練習にも耐え、一途に甲子園を目指す。その姿勢には高校生と言えど見習うべきものが沢山あった。勝って見える景色もあるけど、負けるからこそ見える景色もある。結果も大事だが、努力する過程にこそ意味がある。部活の先生にそう教えられたな。2017/08/25
ももかさん
32
高校野球に纏わるエピソード集。確かに甲子園だけが高校野球ではないです。間違いありません!でも、この間初めて甲子園で高校野球を見まして、やっぱり出たかったなぁと20年前(‼)を懐古。未だに最後の打席のあの球(初球の内角スライダー)打っておけばと思い出してしまいます。2016/08/29
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- 和書
- 侯爵サド 文春文庫