内容説明
日本勝利のレイテ沖海戦から半年後の昭和二十年四月。米海軍の反転攻撃が開始された。米軍は圧倒的な物量作戦で太平洋を西進し、日本の南洋基地を次々と撃破して、南方からの資源ライン切断を狙ってきた。これに対し日本は、魚雷・烈海で武装した潜水艦部隊を立ち向かわせ、ラバウル航空隊の決死の夜間戦闘機隊で対抗するが、失敗に終わってしまう。この末期的危機に瀕し、レイテ湾より栗田健男率いる連合艦隊が新兵器を搭載して決戦海面に躍り出し、陸海合同で南方の航空戦力を増強させた第一航空艦隊は、乾坤一擲の攻撃を仕掛ける!長篇架空戦記第二弾。
著者等紹介
山中将司[ヤマナカショウジ]
1976年神奈川県横浜市生まれ。祖父や親類に多くの従軍経験者を持ち、幼少より戦争体験を聞きながら育つ。その影響で戦史や世界情勢などに興味を持ち、学生のころより小説を書き始める。また、機敏な情報収集力と豊かな知識は、軍事アナリストも舌を巻くほどである
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