内容説明
江戸の日本橋~京の三条大橋まで、各宿場の歴史や伝説、見学場所・名物など、イラスト地図と共に見開き2ページで案内。宿泊日数・所持品・宿情報・病気・トラブル対策など江戸の旅の心得がわかる。
目次
日本橋―お江戸日本橋は七つ発ち
品川宿―品川女郎衆に袖引かれ
川崎宿―川崎大師の門前町
神奈川宿―神奈川湊を見下ろす景勝地
保土谷宿―なんとも手ごわい留め女
戸塚宿―大山道、鎌倉道との分岐点
藤沢宿―遊行寺の門前町
平塚宿―皿屋敷お菊の出身地
大磯宿―財政やや厳し
小田原宿―難所・箱根峠越えを控えて〔ほか〕
著者等紹介
菅井靖雄[スガイヤスオ]
歴史作家。昭和16年(1941)東京出身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
53
リアルタイムで江戸の旅の様子を見ているような臨場感があって楽しかった。思っていたより江戸時代の旅行は安全だったようだ。各地に残る伝説の類も興味深い。2016/08/15
オリーブ
10
旅にはハプニングが付き物でそれを楽しむのも旅の醍醐味。当時、庶民には一生に一度あるかないかの旅。だからこそ、日常から解放されたいとの気持ちが広重の絵や十返舎一九の東海道中膝栗毛へと向かったのだろう。所々の宿場で起こった事件、縁のある寺、名物の食べ物、景勝地など、簡単なイラストと広重の絵が情緒を掻き立てくれる。古地図を辿る旅番組をBSで観ることがあるけど、現在の建物がどうしても邪魔をしてしまうので、幕末当時を想定しての旅のガイドブックのこの本でタイムスリップ感を存分に味わえた。2017/10/05
こまったまこ
1
かなり面白いです。図書館で借りたけど絶対買おうと思いました。江戸時代の東海道五十三次を日本橋から京まで旅する人の為のガイドブックです。江戸時代の人に向けた内容というのが面白い。五十三の宿場町ごとに、本陣や旅籠の軒数、日本橋からの距離、地元の特産品や名物、観光名所案内などが載っていて楽しい。”かしこい旅の用心集”として旅に持って行くものや旅姿、旅籠の選び方、旅籠での過ごし方なども紹介されていて本当に江戸時代の人になった気分になれて楽しかったです。2012/05/20
バムケロ
0
勉強本2014/01/08