内容説明
ウマいか?→まあ、フツー。安い?→まあ、そこそこ。早い?→まあ、確かに。吉野家、ココイチから野郎ラーメン、カラオケパセラまで35軒のチェーン店が俺を魅了して止まない理由。
目次
吉野家
山田うどん
CoCo壱番屋
びっくりドンキー
餃子の王将
シェーキーズ
サイゼリヤ
かっぱ寿司
ハングリータイガー
ロイヤルホスト〔ほか〕
著者等紹介
村瀬秀信[ムラセヒデノブ]
1975年生まれ。神奈川県茅ケ崎市出身。ライター。株式会社オフィスチタン代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
🐾Yoko Omoto🐾
142
チェーン展開している飲食店につい通ってしまう、著者からお店へのラブレター的エッセイ(笑)初めて食べた時のエピソードや、出店からの変遷、各店の推しポイントなどが、軽妙に面白おかしく綴られている。かくいう我が家も、外食はほぼチェーン店。庶民舌と言われればそれまでだが、行列が出来るような流行りの店や話題の食べ物などを、ビックリするほど美味しいと感じた記憶があまりない。それよりも安価で提供時間が速く、普通に美味しいと思える馴染みの味が、やっぱり自分にはマストなのだろう。個人的に王将と丸亀製麺は特推しの域だ(笑)2016/08/04
ホークス
49
吉野家、ロイホ、ココイチ等チェーン店を熱く(暑苦しく)語り、微妙な笑いのツボを突く。日本のイタ飯普及に「大切なことはすべてサイゼリヤが教えてくれた」。とんかつは揚げ物界の「百揚げの王」。1975年生まれにとって「牛角は青春だった」。バイトしたすき家の浮沈に複雑な思い。神奈川人としてハングリータイガーを慈しみ、くるまやラーメンロスを嘆く。そして朝方の日高屋で一人呑む侘しさ。個人事情満開だが、企業論でもグルメガイドでもなく愛着の書であるからこれで正解。読者は贔屓店について、頷いたりツッコんだりすれば良い。2017/02/19
佐久間なす
37
全国各地に存在するチェーン店について書かれたグルメエッセイ。 著者と同じく「気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている」私なので、他のグルメエッセイに比べると、共感することだらけ。同士を見つけた思いがして、心地よかったです。 大人になったのだから、馴染みの寿司屋や、こじゃれたバーの常連客になっていたい。 そう思いながらも、サイゼリヤや松屋やかっぱ寿司でメシを食べる日々は変わらないのだろう。そんなことを思わされる一冊でした。2015/02/23
たかしくん。
33
ラーメン好きの私にとって、決して達人オススメの本やサイトには出ない、「日高屋」「リンガーハット」「豚野郎」が紹介されているのが嬉しい! 最近ご無沙汰のチェーン店もありぃの、そして、何かほっこりとした気分にさせてくれる1冊でした。2014/09/17
いちろく
27
散歩の達人で連載されていたコラムを纒めた1冊。チェーン店にはそんなに行っていない!と思っていたら、紹介されていた36箇所の内24箇所に行ったことがありました。吉野家に山田うどん、CoCo壱番屋、牛角、マック、日高屋に銀だこ等など、あまりにも身近過ぎて日常生活の一部になっているのかもしれない。歳も歳なので気をつけねばと痛感しました。それでも、沖縄のA&Wのルートビアが凄く気になる、飲んでみたいと思う辺り、私はダメ人間なのだと思う。いや、チェーン店も好きですと開き直ります。2015/04/03